アンケート調査

【全国262人調査】冬は子どもの登校時間が遅くなる?約45%が「冬は遅れやすい」と回答

寒さが厳しくなる冬は、「朝なかなか起きられない」「準備に時間がかかる」といった声が、子どもを持つ家庭から多く聞かれます。一般社団法人 起立性調節障害改善協会は、小学生〜高校生の子どもを持つ保護者262名を対象に、冬季における登校時間の変化について調査を実施。その結果、約45%の家庭で「冬は登校時間が遅くなることがある」と感じている実態が明らかになりました。登校時間の変化に加え、その背景となる理由や、家庭で取り入れたい対策についても調査結果から読み解きます。

調査背景

起立性調節障害(OD)は、朝に血圧や体温が上がりにくく、起床や活動開始が困難になることが特徴です。特に冬は、寒さや日照時間の短さが重なり、起床や行動の切り替えが一層難しくなる傾向があります。そこで本調査では、「冬になると実際に登校時間はどの程度変化しているのか」「どのような要因が影響しているのか」「家庭ではどんな工夫が求められているのか」を可視化することで、起立性調節障害への理解と、日常生活での気づきにつなげることを目的に実施しました。

調査サマリー

  • 約45%が「冬は登校時間が遅くなることがある」と回答
  • 冬に家を出る時間は「7時半〜8時前」が最多(47.3%)
  • 登校が遅れる理由は「布団からなかなか出られない」が最多(31.3%)
  • 対策として「部屋を暖かくしておく」「就寝時間を早める」が上位
  • 冬は寒さと睡眠リズムが登校時間に影響している可能性が示唆される

※ 本調査結果を引用する場合は、「一般社団法人 起立性調節障害改善協会」のURL(https://odod.or.jp/)を記載してください。

詳細データ

Q1. 冬は、その他の季節と比べて登校時間が遅くなることがありますか?

冬は、その他の季節と比べて登校時間が遅くなることがありますか?
  • あまり変わらない:51.1%
  • ときどき遅くなる:39.8%
  • よく遅くなる:5.7%
  • むしろ早くなる:3.4%

→ 「ときどき」「よく」を合わせると45.5%となり、約半数の家庭で冬特有の登校の遅れが認識されていることがわかります。

Q2. 冬以外の季節で、お子さまが家を出る平均的な時間帯を教えてください

冬以外の季節で、お子さまが家を出る平均的な時間帯を教えてください
  • 7時半〜8時前:47.7%
  • 7時〜7時半前:28.6%
  • 8時〜8時半前:15.6%
  • 6時半〜7時前:6.1%
  • 6時半以前:0.8%
  • その他:1.2%

→ 冬以外の季節では、8割以上の家庭が8時前に家を出ており、登校時間は比較的安定していることがわかりました。

Q3. 冬(12〜2月)お子さまが家を出る平均的な時間帯を教えてください

冬(12〜2月)お子さまが家を出る平均的な時間帯を教えてください
  • 7時半〜8時前:47.3%
  • 7時〜7時半前:27.1%
  • 8時〜8時半前:18.3%
  • 6時半〜7時前:4.6%
  • 6時半以前:1.5%
  • その他:1.2%

→ 冬になると、8時以降に家を出る割合がわずかに増加しており、登校時間が後ろ倒しになる傾向が見られました。

Q4. 冬に登校時間が遅くなる理由を教えてください

冬に登校時間が遅くなる理由を教えてください
  • 布団からなかなか出られない:31.3%
  • 家の寒さで動き出しが遅れる:19.2%
  • 二度寝してしまう:10.3%
  • 暖房の前から動かない:8.9%
  • 外が暗くて起きられない:8.6%
  • その他:21.7%(通学時の防寒準備に時間がかかる:8.1%、朝食や支度に時間がかかる:7.9%、親の準備・家事の都合:3.2% など)

→ 寒さに関連する要因が上位を占め、冬特有の環境変化が起床時・起床後の行動に影響していることがうかがえます。

Q5. 冬の登校時間に遅れないため、今後取り入れたい対策を教えてください

冬の登校時間に遅れないため、今後取り入れたい対策を教えてください
  • 部屋を暖かくしておく:23.6%
  • 就寝時間を早める:18.5%
  • 起床時間を早める:12.0%
  • 子どもの体調に合わせて柔軟に対応する:11.6%
  • 寝室の温度・湿度を整える:8.7%
  • その他:25.6%(目覚まし時計を活用する:8.0%、朝の日光を浴びる工夫をする:6.2%、寝具を見直す:4.5% など)

→ 生活リズムの調整や室温環境への配慮など、すぐに実践できそうな対策が多く挙げられました。

調査結果のまとめ

本調査から、冬は約半数の家庭で登校時間が遅くなる傾向があり、その背景には寒さや睡眠リズムの乱れが関係していることが明らかになりました。特に「布団から出られない」「寒くて動き出せない」といった声が多く、子どもの意思だけでなく環境要因が大きく影響している様子がうかがえます。一方で、暖房や就寝時間の工夫など、家庭でできる対策も多く挙げられており、無理のない調整が重要であることが示唆されました。

一般社団法人 起立性調節障害改善協会のコメント

◆代表理事(竹田 浩一)のコメント

OD協会_代表理事_竹田氏

冬は気温の低下や日照時間の短さにより、体内リズムが乱れやすくなります。起立性調節障害(OD)の子どもは特に、朝に血圧や体温が上がりにくく「起きたくても体が動かない」という状態に陥りがちです。大切なのは、無理に急がせることではなく、環境を整えること。部屋を暖める、就寝時間を少し見直すなど、小さな工夫が朝の負担を軽減します。冬の登校の遅れは“怠け”ではなく、体からのサインであることを、ぜひ知っていただきたいと思います。

調査概要

  • 有効回答数:262名
  • 調査主体:一般社団法人 起立性調節障害改善協会
  • 調査期間:2025年12月14日〜12月16日
  • 調査対象:小学生〜高校生の子どもを持つ保護者
  • 調査方法:インターネットによるアンケート調査
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