- 「朝起きられないのは起立性調節障害?それとも別の病気?」
- 「起立性調節障害と似ている病気にはどんなものがある?」
このような疑問やお悩みをお持ちの方も少なくないでしょう。
起立性調節障害は、立ちくらみやめまい、朝起きられない、頭痛、倦怠感など多彩な症状をきたす病気ですが、これらの症状は起立性調節障害だけに見られるものではありません。貧血や甲状腺の病気、心臓の病気、睡眠障害、こころの病気など、似た症状が出る病気は数多くあります。
そのため、「起立性調節障害だと思っていたら別の病気だった」「起立性調節障害と別の病気を合併していた」というケースもあり、正しく見分けることが適切な治療への第一歩となります。
そこで、この記事では起立性調節障害に似た病気10選と、それぞれの見分け方のポイント、受診の目安を解説します。お子さんの症状を整理し、医療機関に相談する際の参考になるため、ぜひご一読ください。
起立性調節障害と似た症状が出る病気は多い
起立性調節障害は、ほかの病気と症状が重なりやすい病気です。まずは、起立性調節障害の主な症状と、診断の流れについて確認しておきましょう。
起立性調節障害の主な症状
起立性調節障害は、自律神経の働きがうまくいかず、起立時に脳や体への血流が低下することで、さまざまな症状をきたす病気です。思春期に発症しやすく、軽症を含めると中学生の約1割に見られるともいわれています。
日本小児心身医学会のガイドラインでは、起立性調節障害でよく見られる身体症状として、下記の11項目が挙げられています。
- 立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
- 立っていると気持ちが悪くなる。ひどくなると倒れる
- 入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
- 少し動くと動悸あるいは息切れがする
- 朝なかなか起きられず午前中調子が悪い
- 顔色が青白い
- 食欲不振
- へその周りの痛みをときどき訴える
- 倦怠あるいは疲れやすい
- 頭痛
- 乗り物に酔いやすい
症状は午前中に強く、午後から夕方にかけて軽くなることが多いほか、立っているときや座っているときに強まり、横になると和らぐのが特徴です。
ただし、立ちくらみや倦怠感、頭痛、動悸などはほかの病気でも起こるありふれた症状であるため、症状だけで起立性調節障害と判断することはできません。
診断の前に似た病気がないかを確認する
起立性調節障害の診断では、新起立試験などで起立性調節障害かどうかを調べる前に、似た症状をきたすほかの病気が隠れていないかを確認することが重要とされています。
具体的には、症状や経過に応じて、下記のような検査が行われます。
- 血液検査(貧血、甲状腺や副腎などのホルモンの異常などを調べる)
- 心電図・ホルター心電図・心臓超音波検査(不整脈や心臓の病気を調べる)
- 脳波検査(けいれんを伴う場合などに、てんかんを調べる)
これらの検査でほかの病気が見つからなかった場合に、新起立試験で血圧や心拍数の変化を調べ、起立性調節障害かどうか、どのタイプに当てはまるかを判断します。
つまり、起立性調節障害の診断において、似た病気を見分けることは欠かせないステップなのです。
起立性調節障害に似た病気10選
起立性調節障害と症状が似ている病気は数多くありますが、ここでは代表的な10の病気を紹介します。
それぞれの病気の主な特徴と、起立性調節障害との見分け方のポイントを下表にまとめました。
| 病気 | 起立性調節障害と似ている症状 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| 鉄欠乏性貧血 | 立ちくらみ、疲れやすさ、動悸、顔色が悪い | 時間帯による差が少ない/血液検査で分かる |
| 甲状腺の病気 | だるさ、動悸、朝起きられない | 体重の変化、寒がり・暑がり、手の震えなど |
| 副腎の病気 | 倦怠感、食欲不振、立ちくらみ、腹痛 | 体重減少、皮膚の黒ずみなど/まれな病気 |
| 不整脈などの心臓の病気 | 動悸、息切れ、失神 | 運動中の失神、胸の痛みなど |
| てんかん | 意識を失って倒れる | 姿勢に関係なく起こる、けいれんが続く |
| 片頭痛 | 頭痛、吐き気 | 発作的に起こり、光や音がつらくなる |
| 睡眠障害 | 朝起きられない、日中の眠気 | 起きた後の立ちくらみなどは少ない |
| うつ病・不安症など | 朝の不調、意欲の低下、倦怠感 | 気分の落ち込みや興味の喪失が一日中続く |
| 慢性疲労症候群 | 強い倦怠感、起立時の不調 | 少しの活動後に強い疲労が長く続く |
| 脳脊髄液漏出症 | 立つと頭痛、横になると楽になる | 頭や体に強い衝撃を受けた後に始まる |
なお、表の内容はあくまで一般的な目安です。実際の診断は医師の診察や検査によって行われるため、自己判断はせず、気になる症状があれば医療機関に相談しましょう。
鉄欠乏性貧血
起立性調節障害に似た病気として、鉄欠乏性貧血が挙げられます。
鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分が不足することで、酸素を運ぶヘモグロビンが十分に作れなくなる病気です。全身に酸素が行き渡りにくくなるため、立ちくらみ、疲れやすさ、動悸、息切れ、顔色が悪いなど、起立性調節障害とよく似た症状が現れます。
成長期で鉄の必要量が増える思春期の子どもや、月経のある女の子、激しい運動をしている子どもは鉄分が不足しやすく、特に注意が必要です。
起立性調節障害との違いとして、鉄欠乏性貧血では時間帯による症状の差が少なく、爪が反り返る、氷を無性に食べたくなるといった特徴が見られることがあります。血液検査でヘモグロビンや貯蔵鉄(フェリチン)の値を調べることで判断できます。
甲状腺の病気
起立性調節障害に似た病気として、甲状腺の病気も挙げられます。
甲状腺は、体の代謝を調整する甲状腺ホルモンを作る臓器です。甲状腺ホルモンが少なくなる甲状腺機能低下症では、だるさ、眠気、朝起きられない、寒がり、むくみ、便秘、体重の増加などの症状が見られます。
反対に、甲状腺ホルモンが多くなる甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)では、動悸、汗をかきやすい、手の震え、イライラ、眠れない、よく食べるのに体重が減るなどの症状が現れます。
いずれも思春期の子どもに起こることがあり、特に動悸が強い場合などは、血液検査で甲状腺ホルモンの値を調べて見分けます。
副腎の病気
起立性調節障害に似た病気として、副腎の病気も挙げられます。
副腎は、血圧や血糖、ストレスへの反応などに関わるホルモンを作る臓器です。副腎の働きが低下する副腎機能低下症では、強い倦怠感、食欲不振、体重減少、立ちくらみ、腹痛、吐き気など、起立性調節障害と似た症状が現れることがあります。
子どもでは比較的まれな病気ですが、体重が減り続ける、皮膚や歯ぐきが黒ずんでくる、塩辛いものを無性に欲しがるといった症状がある場合は、血液検査でホルモンの値を調べることがあります。
不整脈などの心臓の病気
起立性調節障害に似た病気として、不整脈などの心臓の病気も挙げられます。
起立性調節障害では、少し動くだけで動悸や息切れがしたり、立っているときに失神したりすることがありますが、これらは不整脈や心臓の病気でも起こる症状です。
特に、下記のような場合は心臓の病気が隠れている可能性があるため、早めに医療機関を受診しましょう。
- 運動中に失神した、または倒れた
- 失神の前に胸の痛みや激しい動悸があった
- 前触れなく突然意識を失った
- 家族に若くして突然亡くなった人や、心臓の病気の人がいる
心臓の病気は、心電図や24時間心電図(ホルター心電図)、心臓超音波検査などで調べます。
てんかん
起立性調節障害に似た病気として、てんかんも挙げられます。
てんかんは、脳の神経細胞が一時的に過剰に興奮することで、けいれんや意識を失うなどの発作を繰り返す病気です。起立性調節障害でも失神して倒れることがあるため、見分けが必要になる場合があります。
起立性調節障害による失神は、長く立っているときや起き上がったときに起こりやすく、目の前が暗くなる、気分が悪くなるなどの前触れがあり、横になると比較的すぐに意識が戻るのが一般的です。
一方で、てんかんの発作は寝ているときや座っているときなど姿勢に関係なく起こり、けいれんが長く続いたり、発作の後にしばらくぼんやりしたりすることがあります。失神でも短時間ピクッとするようなけいれんが起こることがあるため、判断が難しい場合は脳波検査などで調べます。
片頭痛
起立性調節障害に似た病気として、片頭痛も挙げられます。
片頭痛は、ズキンズキンと脈打つような頭痛が発作的に起こる病気で、吐き気や嘔吐を伴ったり、光や音、においに敏感になったりするのが特徴です。子どもの場合は、頭の両側が痛むことや、腹痛が主な症状になることもあります。
起立性調節障害でも頭痛はよく見られる症状ですが、起立性調節障害の頭痛は午前中や立っているときに強く、午後になると軽くなる傾向があります。一方、片頭痛は時間帯に関係なく発作的に起こり、寝込んでしまうほど強い痛みになることもあります。
なお、片頭痛と起立性調節障害は合併することも多いため、頭痛の起こり方を記録しておくと、受診時に医師に伝えやすくなります。
睡眠障害
起立性調節障害に似た病気として、睡眠障害も挙げられます。
特に起立性調節障害と似ているのが、体内時計のリズムが後ろにずれて、夜遅くまで眠れず朝起きられなくなる「睡眠・覚醒相後退障害(睡眠相後退症候群)」です。思春期は体内時計が夜型になりやすいため、この病気が起こりやすい時期でもあります。
睡眠相後退症候群では、本人にとって自然な時間(例えば明け方に寝て昼に起きる)であれば十分に眠れて、起きた後の立ちくらみや気分不良は少ないのが一般的です。一方、起立性調節障害では、起きた後も立ちくらみやだるさなどの症状が続く点が異なります。
また、夜しっかり寝ているのに日中に耐えられないほどの眠気が繰り返し起こる場合は、ナルコレプシーなどの過眠症の可能性もあります。睡眠日誌をつけて、寝る時間・起きる時間・日中の眠気を記録しておくと診断の手がかりになります。
うつ病・不安症などのこころの病気
起立性調節障害に似た病気として、うつ病・不安症などのこころの病気も挙げられます。
うつ病では、朝起きられない、午前中に調子が悪い、だるい、食欲がない、集中できないなど、起立性調節障害と非常によく似た症状が見られることがあります。
見分けるポイントの一つは、気分の落ち込みや興味・喜びの喪失があるかどうかです。起立性調節障害の子どもは、夕方以降に体調が良くなり、好きなことには取り組めることが多い一方、うつ病では一日中気分が沈み、以前は楽しめていたことにも興味が持てなくなる傾向があります。
また、不安症や適応障害では、登校前や特定の場面になると腹痛や吐き気が出るなど、不安を感じる状況と症状が結びついていることがあります。
ただし、起立性調節障害で学校に行けない状態が続くことで、二次的に気分が落ち込んだり不安が強くなったりすることも少なくありません。どちらか一方と決めつけず、心と体の両面から相談できる医療機関を受診しましょう。
慢性疲労症候群
起立性調節障害に似た病気として、慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)も挙げられます。
慢性疲労症候群は、休んでも回復しない強い疲労感が長期間(大人では6か月以上)続き、日常生活に大きな支障が出る病気です。少し活動しただけでその後に強い疲労や体調不良が長く続く「労作後の消耗」が特徴とされています。
そのほか、睡眠をとっても疲れが取れない、集中力や記憶力の低下、頭痛、筋肉や関節の痛みなどの症状が見られ、起立時に気分が悪くなる起立不耐を伴うこともあるため、起立性調節障害と区別が難しい場合があります。
感染症をきっかけに発症することもあるため、風邪などの後から強い疲労が続いている場合は、医師にその経過を伝えましょう。
脳脊髄液漏出症
起立性調節障害に似た病気として、脳脊髄液漏出症も挙げられます。
脳脊髄液漏出症は、脳や脊髄の周りを満たしている脳脊髄液が漏れ出ることで、さまざまな症状をきたす病気です。代表的な症状は、立ったり座ったりすると頭痛が強くなり、横になると楽になる「起立性頭痛」で、めまい、吐き気、倦怠感、首の痛みなどを伴うこともあります。
立っているときに症状が悪化し、横になると改善する点が起立性調節障害とよく似ていますが、脳脊髄液漏出症は交通事故やスポーツでの転倒など、頭や体に強い衝撃を受けたことをきっかけに発症することが多いのが特徴です。
けがの後から朝起きられない、頭痛が続くといった症状が始まった場合は、その経過を医師に伝えるようにしましょう。
起立性調節障害と似た病気を見分けるポイント
起立性調節障害と似た病気を最終的に見分けるのは医師の役割ですが、日頃のお子さんの様子を記録しておくことで、診断の大きな手がかりになります。
具体的には、下記のようなポイントに注目しましょう。
症状が出る時間帯と姿勢による変化
起立性調節障害と似た病気を見分けるポイントとして、症状が出る時間帯と姿勢による変化が挙げられます。
起立性調節障害は、午前中に症状が強く午後から夕方に軽くなる、立っていると悪化し横になると楽になる、という特徴がはっきりしている病気です。
一方、貧血や甲状腺の病気、慢性疲労症候群などは、時間帯による差がそれほど大きくないことが多いです。何時ごろにどんな症状が出たか、横になると楽になるかを1〜2週間ほど記録しておくと、医師に伝えやすくなります。
失神やけいれんが起きたときの状況
起立性調節障害と似た病気を見分けるポイントとして、失神やけいれんが起きたときの状況も挙げられます。
失神やけいれんが起きた場合は、そのときの状況をできるだけ詳しく記録しておきましょう。特に、下記の点は診断の重要な手がかりになります。
- 立っていたのか、座っていたのか、寝ていたのか
- 運動中だったかどうか
- 倒れる前に気分が悪い、目の前が暗くなるなどの前触れがあったか
- 意識を失っていた時間や、けいれんが続いた時間
- 意識が戻った後、すぐに普段どおりに戻ったか
周囲にいた人が見た様子を聞いておくことや、可能であれば発作の様子をスマホで動画に撮っておくことも、診断に役立つ場合があります。
体重や食欲、睡眠の変化
起立性調節障害と似た病気を見分けるポイントとして、体重や食欲、睡眠の変化も挙げられます。
短期間で体重が大きく増えた・減った、食欲が極端に増えた・減った、夜眠れない・日中に強い眠気があるといった変化は、甲状腺や副腎の病気、睡眠障害、こころの病気などのサインである可能性があります。
起立性調節障害でも食欲不振は見られますが、体重の変化が大きい場合は、ほかの病気が隠れていないか確認することが大切です。
気分の落ち込みや興味の喪失があるか
起立性調節障害と似た病気を見分けるポイントとして、気分の落ち込みや興味の喪失があるかどうかも挙げられます。
起立性調節障害の子どもは、体調が回復する夕方以降に好きなことやゲームを楽しめることが多いです。一方で、一日中気分が沈んでいる、好きだったことにも興味を示さない、「消えてしまいたい」などの言葉が出るといった場合は、うつ病などのこころの病気の可能性も考えられます。
このような様子が見られる場合は、一人で判断せず、早めに医療機関や相談窓口に相談しましょう。
起立性調節障害とほかの病気が合併することもある
起立性調節障害に似た病気を知っておくことは大切ですが、「起立性調節障害か、ほかの病気か」のどちらか一方とは限らない点にも注意が必要です。
例えば、起立性調節障害の子どもが鉄欠乏性貧血を合併していると、立ちくらみや倦怠感が強くなることがあります。また、朝起きられない状態が続くことで体内時計が夜型にずれ、睡眠のリズムの問題が重なるケースや、学校に行けない状況が続くことで気分の落ち込みや不安が強くなるケースも少なくありません。
起立性調節障害の治療を続けているのに症状がなかなか改善しない場合は、ほかの病気が隠れていないか、もう一度主治医に相談してみると良いでしょう。
起立性調節障害に似た症状がある場合の受診の目安と何科に行くべきか
起立性調節障害やそれに似た症状がある場合は、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。ここでは、受診の目安と受診先について解説します。
早めに受診したほうが良い症状
下記のような症状がある場合は、起立性調節障害以外の病気が隠れている可能性があるため、早めに医療機関を受診しましょう。
- 運動中に失神した、または胸の痛みや激しい動悸を伴って倒れた
- けいれんが続いた、発作の後にしばらく意識がぼんやりしていた
- 短期間で体重が大きく減った、または増えた
- これまでにない激しい頭痛や、けがの後から続く頭痛がある
- 一日中気分が沈み、「消えたい」「死にたい」などの言葉がある
特に、意識がなかなか戻らない、けいれんが5分以上続くといった場合は、ためらわず救急車を呼んでください。
起立性調節障害や似た病気が気になる場合の受診先
起立性調節障害や似た病気が気になる場合は、まずはかかりつけの小児科を受診しましょう。中学生・高校生でも小児科で診てもらえることが多く、起立性調節障害の診療経験がある小児科や、心身症に対応している小児科がおすすめです。
高校生以上や大人の場合は、内科や循環器内科が受診先の候補になります。症状や検査結果によっては、内分泌科、神経内科、睡眠外来、児童精神科・心療内科などの専門の診療科を紹介されることもあります。
受診の際は、症状が出る時間帯や姿勢による変化、睡眠の状況などをメモにまとめて持っていくと、診察がスムーズに進みます。起立性調節障害に対応している病院は、下記のページで紹介しています。
起立性調節障害に似た病気に関するよくある質問
自律神経失調症と起立性調節障害は違う病気ですか?
自律神経失調症は、自律神経の乱れによって起こるさまざまな不調をまとめて指す言葉で、特定の診断基準がある病名ではありません。
一方、起立性調節障害は、自律神経の不調のなかでも特に起立時の血圧や心拍の調節がうまくいかない状態を指し、症状のチェックや新起立試験によって診断されます。自律神経の不調という点では共通していますが、起立性調節障害のほうが、より具体的な病気の名前といえます。
検査で異常がないと言われたら起立性調節障害ではないのですか?
血液検査や心電図などで異常がないことは、ほかの病気が隠れていない可能性が高いことを意味し、起立性調節障害の診断に近づく情報でもあります。
また、新起立試験は体調や検査を行う時間帯によって結果が変わることがあり、起立性調節障害が強く疑われても検査で異常が出ない場合もあります。症状が続いている場合は、日を改めて再検査を行うこともあるため、医師に相談しましょう。
起立性調節障害は甘えや怠けと見分けがつきにくいのですか?
起立性調節障害は、午後になると元気になる、好きなことはできるといった特徴から、甘えや怠けと誤解されやすい病気です。しかし、起立性調節障害は自律神経の働きによって起こる体の病気であり、本人の意思だけでコントロールできるものではありません。
「甘えではないか」と感じたときこそ、医療機関で検査を受け、体の病気が隠れていないかを確認することが大切です。
起立性調節障害に似た病気は多いため、自己判断せず医療機関で確認しよう
この記事では、起立性調節障害に似た病気10選と、それぞれの見分け方のポイント、受診の目安について解説しました。
起立性調節障害の症状は、鉄欠乏性貧血、甲状腺や副腎の病気、不整脈などの心臓の病気、てんかん、片頭痛、睡眠障害、うつ病などのこころの病気、慢性疲労症候群、脳脊髄液漏出症など、さまざまな病気と重なります。
見分けるためには、症状が出る時間帯や姿勢による変化、失神したときの状況、体重や睡眠、気分の変化などが重要な手がかりになります。日頃からお子さんの様子を記録しておき、受診の際に医師に伝えましょう。
また、起立性調節障害とほかの病気が合併しているケースもあるため、治療を続けても改善しない場合は、改めて主治医に相談することも大切です。「起立性調節障害だろう」「ただの甘えだろう」と自己判断せず、医療機関で適切な検査を受けるようにしましょう。
起立性調節障害の治し方や、家庭で親ができることについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。










