アンケート調査

【全国292人調査】冬は「なかなか起きられない」子どもが増える? 8割が“他の季節より起きづらい”と回答

冬になると「子どもが朝なかなか起きられない」という声が家庭から多く聞かれるようになります。気温が低く体が動きづらい、日照時間が短くリズムが乱れやすいなど、季節特有の条件が重なることで、朝の立ち上がりに時間がかかる子どもが少なくありません。一般社団法人 起立性調節障害改善協会は、小学生〜高校生の子どもを持つ保護者292名を対象に冬の朝の起き渋りに関する調査を実施。その結果、冬は他の季節に比べて「起きられないと感じることが増える」と回答した家庭が8割を超え、理由や不調、起こし方の工夫など、日常のリアルな課題が明らかになりました。冬の朝にどのようなつまずきが起きているのか、家庭の対応とともに見えてきます。

調査背景

冬は気温が低く、朝の体温上昇がゆっくりになるため、子どもが覚醒しにくい季節です。日照時間が短いことによる体内時計の乱れや、生活リズムのずれが起きやすい時期でもあり、保護者からは「起きるまでに時間がかかる」「朝の動き出しが重い」といった声が寄せられます。また、起立性調節障害(OD)などの体調不良が朝に出やすいケースもあり、季節の変化が子どものコンディションに影響することは少なくありません。こうした背景から、冬の朝にどのようなつまずきが起きているのか、子どもが起きられない理由や家庭での工夫を明らかにするため、本調査を実施しました。

調査サマリー

  • 冬に「起きられないことが増える」家庭は82.9%
  • 起きられない理由の1位は「寒くて布団から出られない」で約半数を占める
  • 朝の不調は「特にない」が最多で4割超、一方「体が重い・動きにくい」「強い眠気」などの訴えも
  • 家庭での起こし方は「声かけをする」が最多、「部屋を暖める」などの工夫も見られる
  • 起き渋り対策では「早めに寝かせる」が多く、「対策していない」家庭が続く

※ 本調査結果を引用する場合は、「一般社団法人 起立性調節障害改善協会」のURL(https://odod.or.jp/)を記載してください。

詳細データ

Q1:冬はお子さまが「朝なかなか起きられない」と感じることが増えますか?

  • やや増える:57.5%
  • とても増える:25.4%
  • 季節による差は感じない:16.4%
  • わからない:0.7%

→ 8割超の家庭で冬の「起き渋り」増加を実感。 日照時間の短さや気温低下が朝の立ち上がりに影響している可能性が示唆されます。

Q2:お子さまが起きられない理由として考えられるものを教えてください

  • 寒くて布団から出られない:48.0%
  • 夜寝るのが遅い:22.7%
  • 体がだるい/重い:7.5%
  • 学校に行きたくない気持ちがある:7.1%
  • 起きられるので当てはまらない:5.0%
  • その他:9.7%

→ 最も多い理由は「寒さ」であるものの、生活リズムの乱れやメンタル面の負担が背景にあるケースも一定数見られ、要因は一つではないことがわかります。

Q3:朝なかなか起きないお子さまを、どのように起こしていますか?

  • 声かけをする:32.0%
  • 暖房をつけて部屋を温める:14.9%
  • 部屋を明るくする:13.6%
  • 布団をめくる:13.6%
  • 体をゆすって起こす:9.9%
  • その他:16.0%

→ 「まずは声かけ」が最も多い一方、光や室温調整など“環境から整える”アプローチも多く見られます。

Q4:お子さまに見られる、冬の朝に見られる不調があれば教えてください

  • 特に不調はない:42.3%
  • 体が重い/動きにくい:17.4%
  • 強い眠気:16.0%
  • 食欲がない:9.1%
  • 頭痛:5.4%
  • その他:9.8%

→ 4割以上は不調なしという結果に。一方で、冬特有のだるさや眠気を抱える子どもも多く、体調の個人差が大きいことがうかがえます。

Q5:お子さまの起き渋り対策として取り入れていることがあれば教えてください

  • 早めに寝かせる:30.9%
  • 特に対策していない:19.3%
  • 夜のスマホやゲームを制限している:19.3%
  • 朝日を浴びる習慣をつけている:17.2%
  • 日中に体を動かし睡眠の質を高めている:10.7%
  • その他:2.6%

→ 最も多いのは 「早めに寝かせる」。一方で、2割は何も対策していないという結果で、家庭での負担感や手探り状態も見て取れます。

調査結果のまとめ

今回の調査から、冬は多くの家庭で“朝の立ち上がりづらさ”が顕著になることがわかりました。寒さによる起床困難が中心にある一方、生活リズムの乱れや体のだるさなど、複数の要因が重なって起き渋りを引き起こしているケースもあります。一方で、声かけや環境調整、早寝の習慣づけなど、家庭ではさまざまな工夫が実践されていました。冬の朝は子どもにとって負担が大きく、すべてを本人の努力だけで解決するのは難しい季節です。「起きられない」ではなく「起きにくい季節」という前提を理解し、無理のない範囲で生活リズムを整えるサポートが求められます。

一般社団法人 起立性調節障害改善協会のコメント

◆ 代表理事(竹田 浩一)のコメント

冬の朝は気温が低く、体が温まるまでに時間がかかるため、多くの子どもが「いつもより起きづらい」と感じます。これは特別な体調不良に限らず、季節の変化によって誰にでも起こりうる自然な反応です。一方で、こうした“朝のつまずき”の背景には、起立性調節障害(OD)のように、自律神経の働きが乱れることで起きやすくなる症状が隠れている場合もあります。

大切なのは、その日その日の子どもの体調や表情を見ながら、柔軟に寄り添う姿勢です。「怠けているのでは?」と決めつけず、まずは子どもの様子をじっくり観察し、無理のないペースを尊重することが、冬の朝を乗り切るうえで大きな助けになります。

調査概要

  • 調査主体:一般社団法人 起立性調節障害改善協会
  • 調査期間:2025年11月28日〜12月1日
  • 調査対象:全国の小学生から高校生の保護者
  • 調査方法:インターネットによるアンケート調査
  • 有効回答数:292名
起立性調節障害(OD)改善ガイドブック

トトノエメガネ

トトノエライトプレーン

【無料】起立性調節障害の相談窓口

関連記事:起立性調節障害とは

・起立性調節障害の子供に親ができること・治療法・治った方の事例

・起立性調節障害の方の体験談

・起立性調節障害が治った人の声

・起立性調節障害における「光療法」効果や仕組みを解説

・起立性調節障害の原因は?発症期間や発症しやすい人の特徴

・起立性調節障害の症状を小中高生別に解説|重症・中等症・軽症の事例

・起立性調節障害患者の血圧数値はどれくらい?測定方法なども紹介

・起立性調節障害 6つの種類とその特徴【医師解説】

・起立性調節障害 重症での入院基準は?入院中の治療や期間を紹介

・起立性調節障害の子供はどうして遊びには行けるの?

・起立性調節障害はいつまで続くの?治療期間とは

・起立性調節障害は治る病気?それとも治らない?

・起立性調節障害に効果的な薬はある?その種類や薬物療法について解説

・起立性調節障害が「難病指定」されない理由|今後指定される可能性について解説

・季節や気圧によって起立性調節障害の症状が悪化|対応方法や原因を解説

・小学生でも起立性調節障害になる?原因や主な症状とは

・中学生の起立性調節障害。原因・症状・生活への影響・うつ病との違いとは

・高校生の起立性調節障害。原因・症状・うつ病との違いとは

・起立性調節障害のセルフチェックリスト(子ども)|すぐにできる診断テスト

・大人の起立性調節障害セルフチェック項目|診断テスト

・大人の起立性調節障害について

・全記事の一覧

関連記事:子どもへの対応

起立性調節障害に対応している病院紹介
本コンテンツは一般社団法人 起立性調節障害改善協会が独自に制作しています。メーカー等から商品・サービスの無償提供を受けることや広告を出稿いただくこともありますが、メーカー等はコンテンツの内容やランキングの決定に一切関与していません。当協会では編集ポリシーに則って製品・サービスを紹介しており、企業等の意見を代弁するものではありません。当記事では正確な情報提供に努めておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。サイト内に表示している広告については、広告掲載ポリシーをご覧ください。当記事で記載している価格は全て税込み表記です。記事内容についてのご意見・誤字脱字のご指摘はお問い合わせフォームからお寄せください。

-アンケート調査