- 中学生の子供が家で常にイライラしている
- 中学生がストレスを溜める原因は思春期だから?それ以外になにがあるの?
このような疑問やお悩みの方も少なくないでしょう。
中学生は、思春期の体や心の変化に加えて、勉強や部活動、友人関係、進路への不安など、さまざまなストレスを抱えやすい時期です。
ちょっとしたことでイライラしやすくなったり、気持ちが不安定になったりすることもあります。
ストレスが強い状態が続くと、学校生活や家庭での過ごし方に影響が出る場合があります。また、体調不良やこころの不調が関係していることもあるため、本人の様子を見ながら早めに対応を考えることが大切です。
この記事では、中学生のストレスの原因や解消法、注意したい病気について解説します。
中学生のストレスが強く、朝起きられない、立ちくらみ、倦怠感、頭痛、腹痛などを伴う場合は、起立性調節障害が関係していることもあります。
ストレスだけでなく体調不良も続いている場合は、下記のセルフチェックも参考にしてください。

中学生におすすめのストレス解消法4選
中学生は成人と比較して精神的にもまだ未熟で、またホルモンバランスも不安定であるため、ちょっとしたことでもストレスを溜め込みやすいです。ストレスが強い状態が続くと、イライラしやすくなったり、学校生活や家庭での過ごし方に影響が出たりする場合があります。
ストレスの解消法は人によっても異なりますが、ここでは中学生におすすめのストレス解消法を4つ紹介します。
定期的に運動する
中学生のストレス発散のために、定期的な運動習慣を身に付けましょう。特に、部活動や習い事で体を動かす機会が少ない子供の場合は、心や体をリフレッシュする機会が少ないため、ストレス発散のためにも定期的な運動がおすすめです。
また、ほどよい疲労感は夜間の睡眠の質を向上させることが知られており、ストレスを緩和させる効果が期待されます。ランニングや水泳などのほどよい負荷の運動や、友人と一緒に楽しむ卓球やサッカー・バスケットなどがおすすめです。
一方で、過剰な負荷の運動はかえってストレスとなってしまうことがあるため、適度な負荷の運動を心掛けましょう。
体を動かすことはストレス発散に役立つ場合がありますが、体調が悪いときに無理をする必要はありません。起立性調節障害がある場合の運動の考え方は、下記の記事も参考にしてください。
日記をつける
ストレスを感じたときは、日記を書くことで気持ちを整理できる場合があります。その日にあったことや嫌だったこと、不安に感じたことを言葉にすることで、自分の気持ちに気づきやすくなります。
ただし、不満だけを書き続けると、つらい気持ちから抜け出しにくくなることもあります。できれば、よかったことや安心できたことも一緒に書くなど、気持ちを整理するための方法として取り入れるとよいでしょう。
ゲームや好きな音楽や映画鑑賞などを楽しむ
中学生のストレス発散法として、ゲームや好きな音楽や映画鑑賞などを楽しむことが挙げられます。中学生に限らず、自分の好きな音楽や映像、時間を楽しむことは誰にとっても心地良く、ストレス発散効果が期待できます。
一方で、これらの趣味嗜好にのめり込んでしまうと、夜中までゲームやテレビに夢中で、睡眠時間が乱れてかえってストレスが発散できなくなってしまうため、注意が必要です。
あくまでゲームやテレビは、1日のうちの決められた時間やタイミングでのご褒美としてとっておくと良いでしょう。
友達との時間を楽しむ
中学生のストレス発散法として、友達との時間を楽しむことが重要です。特に、親子関係や家庭環境が主なストレスの原因の場合、家に帰るだけでストレスが溜まってしまうため、友人と家の外で会っている時間は非常に重要です。
休み時間や放課後に一緒に話したり、部活動で切磋琢磨するなど、友人との過ごし方は人によって異なるため、自分の楽しいと思える方法で友人との時間を過ごしましょう。
一方で、帰宅時間が遅くなる、睡眠時間が削られるなど、生活リズムが乱れないようにすることも大切です。
中学生でストレスが溜まる原因とは?
小学生と違い、中学生になると交友関係が広がったり、友人と過ごす時間が増えることで、より多くの場面でストレスを感じるようになります。
また、思春期に差し掛かるとホルモンバランスが不安定になり、これまでなんともなかったことでもイライラしたりストレスを感じやすくなるため、注意が必要です。
ここでは、中学生でストレスが溜まりやすい原因を4つ紹介します。
親子関係・家庭環境
中学生のストレスの原因として、親子関係や家庭環境が挙げられます。
中学生になると自我や自立心が育ち、親との時間よりも友人との時間を大切にしたいと感じることがあります。
これまで家族と過ごす時間を好んでいた子どもでも、親からの干渉を負担に感じるようになる場合があります。
こうした変化は成長過程のひとつでもあるため、必要以上に否定せず、距離感を調整しながら見守ることも大切です。
コンプレックスを自覚する
中学生のストレスの原因として、コンプレックスの自覚が挙げられます。小学生から中学生になって徐々に精神的に成熟していくと、視野が広がり自分と周囲との違いや差を自覚してしまうためです。
頑張って勉強しても周囲と比べて成績が悪い、部活動を人一倍頑張ってもレギュラーになれないなど、自分と周囲を比較できるようになってしまうことでストレスを感じてしまいます。
また、最近では中学生でもスマホを持ち、SNSで友達が自分以外の人と楽しそうに過ごしているのを見るだけでストレスを感じてしまう子供もいます。
人には得意なことと不得意なことがあり、それぞれに良いところがあるなど、子供が自己肯定感を高く保てるように導いてあげる事が重要です。
進路や将来に対する不安
中学生のストレスの原因として、進路や将来に対する漠然とした不安が挙げられます。特に中学生高学年では高校受験などを控え、自分がどのような進路や将来に向かって行きたいのか、意識する時間が増えるためです。
特に、これといってやりたい事が思い浮かばない子供や、努力しても試験やテストの点数が上がらない子供は不安が拡大していく傾向にあります。
勉強して志望校に行くことも重要ですが、一生懸命勉強に励む姿勢や勉強することそのものの大切さを、親御さんから子供に伝えて行く事が重要です。子供が将来への不安でストレスを溜め込みすぎないように配慮してあげましょう。
友人関係
中学生のストレスの原因として、友人関係が挙げられます。先述したように、友人との時間は中学生にとってストレス発散のための時間でもありますが、その反面に大きなストレスの原因となることもあります。
人と人との繋がりは子供の成長に繋がる一方で、友人間でのいじめや確執、部活動で経験する上下関係、スクールカーストなど、ストレスの原因となるようなことも少なくありません。
学校や部活動での友人関係は親御さんからは見えにくい部分でもあるため、子供が友人関係で悩んでいる場合は注意が必要です。

中学生でストレスが溜まる場合に考えられる病気とは?
ストレスが強い状態が続くと、心や体の不調につながることがあります。生活や学校生活に支障が出ている場合や、腹痛・頭痛・眠れない・気分の落ち込みなどが続く場合は、病気が関係している可能性もあります。
ここでは、中学生でストレスが溜まる場合に考えられる病気について解説します。
胃・十二指腸潰瘍
ストレスが続くと、胃の不快感や腹痛、吐き気などの症状が出ることがあります。
胃酸の分泌や胃の粘膜を守る働きのバランスが崩れると、胃や十二指腸の粘膜が傷つき、胃・十二指腸潰瘍につながる場合があります。
みぞおちの痛み、背中の痛み、吐き気、嘔吐などが続く場合は、内科や小児科で相談しましょう。
うつ病
うつ病は大人だけでなく、小中学生でもみられることがあります。精神的・身体的ストレスなどを背景に、脳の働きに不調が起こることで発症すると考えられています。
症状としては、気分の落ち込み、興味や意欲の低下、食欲の変化、不眠または過眠、疲れやすさ、集中力の低下などがみられることがあります。
思春期では、こころの不調としてはっきり現れるだけでなく、頭痛や腹痛、だるさ、イライラ、行動の変化として現れる場合もあります。
努力や根性だけで改善しようとせず、症状が続く場合は医療機関や相談窓口につなげることが大切です。
中学生にみられやすいうつ病の症状については、下記の記事も参考にしてください。
適応障害
適応障害は、学校生活や家庭環境、人間関係などのストレスがきっかけとなり、気分の落ち込みや不安、怒り、焦り、緊張などが強く出る状態です。
ストレスの原因に近づくと、動悸、発汗、めまい、腹痛などの身体症状が出ることもあります。
また、欠席が増える、食べすぎる、怒りっぽくなるなど、行動面の変化として現れる場合もあります。
症状が続く場合は、本人だけで抱え込まず、医療機関や学校の相談窓口に相談しましょう。
統合失調症
統合失調症は、幻覚や妄想、考えがまとまりにくい、意欲が低下するなどの症状がみられることがある病気です。
原因ははっきりわかっていませんが、遺伝的な要因や環境要因、ストレスなどが複雑に関係すると考えられています。
周囲には聞こえない声が聞こえる、強い不安や疑いが続く、話のまとまりがなくなる、学校生活や日常生活に大きな支障が出るといった場合は、早めに医療機関で相談しましょう。
もしかしたら起立性調節障害かも
中学生がストレスによって心身の不調を訴えている場合、起立性調節障害が関係していることもあります。
起立性調節障害では、自律神経の働きや血圧・脈拍の調整がうまくいかず、朝起きられない、立ちくらみ、めまい、倦怠感、頭痛、腹痛、吐き気などの症状がみられることがあります。
ストレスそのものが起立性調節障害の唯一の原因とは限りませんが、ストレスや緊張、不安が続くことで自律神経の働きに影響し、症状が強くなる場合があります。
ただし、ストレスによる不調だけで起立性調節障害と判断することはできません。うつ病、適応障害、胃腸の不調、睡眠不足などが関係している場合もあるため、症状が続く場合は医療機関で相談しましょう。
ストレスに加えて、朝起きられない、立ちくらみ、倦怠感、頭痛、腹痛などを伴う場合は、起立性調節障害の可能性を確認することも大切です。下記のセルフチェックも参考にしてください。







