起立性調節障害とは

中学生の不安障害セルフチェックシート!何科を受診すべきか医師が解説

この記事の監修者

医師 錦惠那

医師 錦 惠那

内科一般・腎臓内科・透析科・産業医
保有資格:日本内科学会内科専門医・日本医師会認定産業医
2018年から起立性調節障害患者の診療を行い、累計30人以上の起立性調節障害患者を担当。

一般社団法人 起立性調節障害改善協会

中学生の子どもでも不安障害になることはあります。

学校生活でのストレス、テストや受験などのプレッシャー、交友関係などを背景に、思春期特有の環境や身体・心の変化も大きく影響し発症するケースがあります。

こちらの記事では、不安障害のセルフチェックを中心に解説していきます。

中学生の不安障害セルフチェックシート

不安障害の度合いを簡易的にチェックすることができます。ここ最近の様子に最も当てはまる項目を選んでください。

(0点:まったくない、1点:時々ある、2点:よくある、3点:ほとんどいつもある)

<1. 感情や気分について>

  • 理由もなく不安や心配を感じることがある。
  • 物事がうまくいかないのではと常に心配している。
  • 小さなことでも、過度に心配しがちだ。

<2. 身体の症状について>

  • 心配ごとを考えると、心臓がドキドキすることがある。
  • 手足が震えたり、汗をかきやすくなったりすることがある。
  • 胃が痛くなったり、吐き気を感じることがある。

<3. 学校や生活について>

  • 学校の授業や発表で緊張しすぎてしまうことがある。
  • 周りの人からどう思われているかが気になりすぎる。
  • 集団活動や友達と話すのが怖くなることがある。

<4. 行動について>

  • 心配しすぎて夜眠れないことがある。
  • 不安を避けるために何かをやめてしまうことがある。
  • 一度心配を始めると、考えが止まらなくなることがある。

0~10点の方は青信号

軽度の不安。心配する必要は少ないですが、ストレスを減らす工夫をしてみましょう。

11~20点の方は黄色信号

中程度の不安。不安が生活に影響を及ぼしている可能性があります。周りの大人や先生に相談してください。

21点以上の方は赤信号

強い不安を感じています。専門家(カウンセラーや医師)に相談することをおすすめします。

中学生の不安障害は何科を受診するべき

不安が強く、身体にも動悸や過度の発汗、頭痛など不調が見られている場合は、早期の受診をおすすめします。

中学生のいう年齢から、受診する診療科としては、小児科、精神科、診療内科などがあります。事前に下記の内容を準備しておくと、スムーズに受診することができると思います。

<具体的な症状>
・いつから、どんな場面で不安を感じるか。
・身体的な症状があるか(腹痛、動悸、頭痛など)。

<学校や家庭での状況>
成績や友人関係、家庭環境などで心配なこと。

<日常生活への影響>
不安のせいで眠れない、学校に行きたくない、人に会いたくないなど。

もしかしたら起立性調節障害かも

不安障害は、色々な状況や物事に対し不安を抱き、場合によっては、頭痛、動悸、倦怠感など様々な体調不良が現れることがあります。また、不安障害により食欲が低下したり、睡眠に影響し眠れないという状況になることもあります。

これらの症状は実は起立性調節障害でも起こるため、不安障害だと思っていても、実は起立性調節障害であったということもあります。

起立性調節障害は自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、めまいやふらつき、頭痛、腹痛、だるさ、不眠など様々な症状が見られます。

朝起き上がることができないという症状が典型的な症状です。自律神経の不調のため、夜もなかなか眠れないため、睡眠障害が見られることもよくあります。

身体の不調、不安などの心の不調が見られる場合は、一度セルフチェックをして確認することをおすすめします。下記の記事では、起立性調節障害のセルフチェックについて解説しておりますので、是非ご一読ください。

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