起立性調節障害では、自律神経の働きに不調が生じ、立ちくらみやめまい、頭痛、倦怠感など、さまざまな症状が現れます。
また、起立性調節障害の子どものなかには、睡眠と覚醒のリズムが後ろにずれ、朝起きることが難しくなる人もいます。そのような場合、医療機関では体内時計を整える方法の一つとして、光療法が検討されることがあります。
しかし、「光がまぶしくて浴びられない」「朝の光がつらい」と感じる場合は、無理に強い光を浴びる必要はありません。
本記事では、光をまぶしく感じる原因として考えられることや、光を取り入れる際の対処法について解説します。
光が眩しい原因
光を通常よりまぶしく感じたり、光によって目や頭に痛みを感じたりする状態は、「羞明」と呼ばれます。
起立性調節障害の子どもが光をまぶしく感じることはありますが、光へのまぶしさがすべて起立性調節障害や自律神経の不調によって起こるとは限りません。
光をまぶしく感じる原因としては、次のようなものが考えられます。
- 片頭痛や強い頭痛
- ドライアイや目の疲れ
- 角膜や眼内の炎症など、目の病気
- 睡眠不足や体調不良
特に、光のまぶしさとともに頭痛や吐き気がみられる場合は、片頭痛などが関係している可能性があります。
また、目の痛みや充血、視界のかすみ、見え方の変化などを伴う場合は、起立性調節障害だけと判断せず、眼科へ相談することが大切です。
光のまぶしさとともに頭痛や吐き気がみられる場合は、症状の現れ方を確認することも大切です。
起立性調節障害に伴う頭痛の原因や対応については、下記の記事も参考にしてください。
光が眩しい場合の対処法
光がまぶしく感じる場合は、無理に強い光を浴びようとせず、本人が負担を感じにくい明るさから少しずつ取り入れましょう。
朝に光を取り入れる場合も、いきなりカーテンを全開にしたり、高照度の照明を顔の近くで使用したりする必要はありません。
例えば、次のような方法があります。
- レースカーテン越しに自然光を取り入れる
- 照明を少しずつ明るくする
- 光を正面から見続けない
- 光を浴びる時間を短くして様子を見る
光療法に使用する機器は、一般的な照明や光目覚まし時計とは明るさや使用方法が異なります。自己判断で強い光を長時間浴びるのではなく、使用する場合は医師に相談しましょう。
また、睡眠時間や生活リズムを整えることも大切ですが、光がまぶしい状態で無理に朝日を浴びせる必要はありません。まずは室内の明るさを調整し、本人がつらくない範囲で取り入れましょう。
光へのまぶしさが続く場合や、目の痛み、充血、視力の低下、強い頭痛や吐き気などを伴う場合は、眼科や主治医へ相談してください。
起立性調節障害への治療を続けることで体調が整い、光への負担が軽くなる場合もあります。ただし、必ず改善するとは限らないため、症状が続く場合はほかの原因がないか確認することが大切です。
朝に自然光を取り入れることが難しい場合は、自宅で使える光療法機器を選択肢の一つとして検討する方法もあります。 光の明るさや使用方法を確認したい方は、下記をご覧ください。








