長期のお休みと言えば、夏休み!
早起きして学校にいかなくてもいいですし、夜も遅くまでテレビを観たり自分の好きなことをして夜更かしすることもでき、楽しい期間ですよね。しかし、夏休みが終わり、新学期が始まると、朝起きられない、学校に行きたくないというお子さんも多くいらっしゃいます。
このようなご経験がある親御さんも少なくはないと思います。
こちらの記事では、夏休みなど長期の休み明けに子どもが学校に行きたくない場合の対処方法について詳しく解説していきます。
夏休み・長期休み明けに子どもが学校に行きたくない状態が続く場合、起立性調節障害が関係していることもあります。
朝起きられない症状や立ちくらみ、倦怠感などを伴う場合は、起立性調節障害のセルフチェックも参考にしてください。

夏休み・長期休み明けに子供が学校へ行きたくない場合の対処法
夏休み・長期休み明けに子供が学校へ行きたくないと言いだした場合、親御さんはとても心配になると思います。
基本的な対応として大切なのは、子どもの「学校へ行きたくない」という気持ちを否定せず、まず受け止めることです。保護者も不安や焦りを感じている状況では、落ち着いて対応することが難しい場合もあるかもしれません。
しかし、ここで「どうして行きたくないのか」などを問い詰めたり、「学校に行きなさい」と一方的に言ってしまうと、逆に状況が悪化してしまう可能性があります。
まずは保護者自身も気持ちを落ち着け、子どもが安心して過ごせるようにしましょう。「今は話したくない」という場合は無理に理由を聞き出さず、話せるタイミングを待つことも大切です。
学校へ行きたくない理由はさまざまです。体調がすぐれない、学校生活に大きな不安を抱えている、人間関係や学業、部活動、先生との関係に悩んでいるなど、複数の要因が重なっている場合もあります。
必要に応じて学校を休み、子どもの体調や気持ちを確認しながら、本人に合った対応を学校や相談機関と一緒に考えていきましょう。
小学生の場合
夏休み中の生活習慣が抜けきれていない可能性や学校への不安、実は宿題が終わっていないなどの原因が特に考えられます。
生活リズムの改善、学校生活で不安がないか、クラスメイトや先生との関係性などを不安がないか確認しましょう。
中学生の場合
学校生活で不安がないか、よく話を聞くようにしましょう。
クラスメイトや先生との関係性以外にも部活動での先輩後輩の関係性、集団行動やルールを負担に思っていないか、受験を控えている場合は、勉強への重圧も学校へ行きたくない原因の一つとなります。
高校生の場合
学校生活、部活動、予備校、バイトと生活が多様化していく年代だと思います。また、大学受験という大きな出来事も待ち構えていますし、社会へ踏み出していく子どもが多いと思います。
社会への不安が関連している場合もありますので、このような観点から話をよく聞くと良いと思われます。
夏休み・長期休み明けに子どもが学校へ行きたくない場合に親ができること
夏休み・長期休み明けに子どもが学校へ行きたくない場合、保護者には、子どもの気持ちを受け止めること以外にもできることがあります。
夏休み中も一定の生活リズムを保つことは、休み明けの体調を整えるうえで役立つ場合があります。ただし、生活リズムを整えるだけで、学校へ行きたくない状態を必ず防げるわけではありません。
子どもの体調や家庭の状況に合わせて、無理なく取り入れられる生活上の工夫を紹介します。
早寝・早起き
夏休み中はいつもより遅く起床したり、夜更かしをして就寝が遅くなることは珍しいことではないと思います。多少であれば大きな問題ありませんが、大幅に起床時間や就寝時間が遅くなると、生活リズムが変わってしまい、新学期に朝起きられなくなってしまいます。
できるだけ、早寝早起きを心がける方が良いでしょう。
夏休み中にずれた就寝時刻や起床時刻を戻す方法について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
朝食をしっかり食べる
休み中はいつもより遅く起床することも多く、そうなると朝食を摂らずに早めの昼食にしたり、昼食前に飲み物だけ、お菓子だけ食べるということもあるかもしれません。
食生活の乱れは健康への影響、生活リズムへの影響が大きいため注意が必要です。早寝早起き、3食をしっかり食べて、規則正しい生活を送りましょう。

睡眠前のスマートフォン操作は控える
睡眠前のスマートフォン操作は良眠を遠ざける大きな要因の一つです。スマートフォンや他のデジタルデバイスの画面から放たれるブルーライトは、眠気を誘うメラトニンの分泌を抑制します。
また、スマートフォンなどでの動画視聴は興奮状態にさせリラックスして眠りにつくことができません。就寝前のスマートフォン操作は睡眠の質を低下させるため控えましょう。
朝起きたら朝日を浴びる
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、昼間は覚醒しやすく、夜間は睡眠に入りやすいサイクルを促進します。
これにより、自然な睡眠パターンが保たれ、睡眠の質が向上することが期待されます。睡眠、起床の生活サイクルが整っていると、新学期も登校しやすい状態になります。
これらのことに注意して夏休みを過ごすと良いでしょう。
夏休み・長期休み明けに子どもが学校へ行きたくない場合のNG言動
ここまでは、夏休み・長期休み明けに子どもが学校へ行きたくない場合の原因や対処方法を中心にお話してきました。
ここからは、長期休暇明けに子どもが学校へ行きたくない場合にこれだけは行ってはいけないという、NG言動についてご紹介したいと思います。
子どもの気持ちを無視すること
子どもの不安や問題点を無視して、「学校に行きなさい」と言い張ることは避けるべきです。
子どもの気持ちを理解し、受け入れ、話し合いを通じて問題を解決する努力が必要です。
怒鳴ること
学校に行きたくないと子どもに言われると、親御さんも困ってしまうと思います。不安から子どもに対して怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、怒鳴ってしまう、子どもの不安や抵抗を増大させるだけでなく、今後信頼関係を損なう恐れすらあります。
子どもを責めること
「クラスメイトやお友達はちゃんと学校行ってるのに、どうしてあなたは行けないの」
などと言って、子どもを責めることも決してしないでください。子どもが学校に行けない原因は様々です。
親御さんに責められると子どもは気持ちを出しにくくない、自分自身をさらに責めてしまい自信を無くしてしまいかねません。
もしかしたら起立性調節障害かも
長期休暇の後、子どもが学校に行きたくない場合、起立性調節障害という病気の可能性もあるかもしれません。朝起きられない、午前中はふらつき、めまい、だるさなどの体調不良がある場合は、この病気の可能性が考えられます。
起立性調節障害は自律神経である交感神経と副交感神経の働きのバランスが崩れることで、特に早朝起きられないことが大きな問題になります。その他にも、めまいや頭痛、腹痛、気分不良、動悸など様々な症状がみられます。このため、朝学校に行けないことが問題となります。
特に長期休暇後は生活リズムが乱れている場合が多く、起立性調節障害に注意が必要です。
下記記事では、起立性調節障害のセルフチェックについて解説しておりますので、是非ご一読ください。






