中学生の子どもでも不安障害になることはあります。
学校生活でのストレス、テストや受験などのプレッシャー、交友関係などを背景に、思春期特有の環境や身体・心の変化も大きく影響し発症するケースがあります。
こちらの記事では、不安障害のセルフチェックを中心に解説していきます。
強い不安とともに朝起きられない状態が続く場合、不安障害だけでなく、起立性調節障害が関係していることもあります。
朝起きられない症状や立ちくらみ、頭痛、倦怠感などを伴う場合は、起立性調節障害のセルフチェックも参考にしてください。

中学生の不安障害セルフチェックシート
不安障害の度合いを簡易的にチェックすることができます。ここ最近の様子に最も当てはまる項目を選んでください。
(0点:まったくない、1点:時々ある、2点:よくある、3点:ほとんどいつもある)
<1. 感情や気分について>
- 理由もなく不安や心配を感じることがある。
- 物事がうまくいかないのではと常に心配している。
- 小さなことでも、過度に心配しがちだ。
<2. 身体の症状について>
- 心配ごとを考えると、心臓がドキドキすることがある。
- 手足が震えたり、汗をかきやすくなったりすることがある。
- 胃が痛くなったり、吐き気を感じることがある。
<3. 学校や生活について>
- 学校の授業や発表で緊張しすぎてしまうことがある。
- 周りの人からどう思われているかが気になりすぎる。
- 集団活動や友達と話すのが怖くなることがある。
<4. 行動について>
- 心配しすぎて夜眠れないことがある。
- 不安を避けるために何かをやめてしまうことがある。
- 一度心配を始めると、考えが止まらなくなることがある。
ただし、不安や身体症状が長く続いている、学校生活や睡眠、人間関係などに支障が出ている場合は、項目の数にかかわらず、保護者や学校の先生、スクールカウンセラーなどに相談しましょう。
0~10点の方は青信号
軽度の不安。心配する必要は少ないですが、ストレスを減らす工夫をしてみましょう。
11~20点の方は黄色信号
中程度の不安。不安が生活に影響を及ぼしている可能性があります。周りの大人や先生に相談してください。
21点以上の方は赤信号
強い不安を感じています。専門家(カウンセラーや医師)に相談することをおすすめします。

中学生の不安障害は何科を受診するべき?
不安が長く続いている場合や、動悸、発汗、頭痛、腹痛などの身体症状があり、学校生活や睡眠に支障が出ている場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
中学生の場合、受診先としては小児科や児童精神科、精神科、心療内科などがあります。受診先に迷う場合や身体症状が目立つ場合は、まずは小児科やかかりつけ医に相談することも選択肢です。
事前に下記の内容を準備しておくと、スムーズに受診することができると思います。
<具体的な症状>
・いつから、どんな場面で不安を感じるか。
・身体的な症状があるか(腹痛、動悸、頭痛など)。
<学校や家庭での状況>
成績や友人関係、家庭環境などで心配なこと。
<日常生活への影響>
不安のせいで眠れない、学校に行きたくない、人に会いたくないなど。
不安障害とうつ病には似た症状が見られることがあります。両者の主な違いについて知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
もしかしたら起立性調節障害かも
不安障害では、強い不安や心配だけでなく、頭痛、動悸、倦怠感、腹痛、吐き気などの身体症状が現れることがあります。また、食欲が低下したり、心配ごとが頭から離れず眠れなくなったりする場合もあります。
こうした症状の一部は、起立性調節障害でも見られます。起立性調節障害は、立ち上がったときの血圧や心拍数など、循環器系の調整がうまく働かず、さまざまな不調が現れる病気です。
主な症状として、朝起きられない、立ちくらみ、めまい、頭痛、腹痛、倦怠感などが挙げられます。症状は午前中に強く、午後から軽くなる傾向があります。また、夜になかなか眠れず、生活リズムが遅くなることもあります。
不安障害と起立性調節障害は症状が重なる場合があり、両方が併存する可能性もあります。朝起きられない状態や立ちくらみ、頭痛、倦怠感などが続いている場合は、小児科などの医療機関へ相談しましょう。
下記の記事では、起立性調節障害のセルフチェック方法をまとめているので参考にしてください。






