※ PR:本ページはプロモーションが含まれています。
- 朝なかなか起きられない
- 夜は元気が出てしまいなかなか眠れない
上記のような症状はありませんか?
特に起立性調節障害(OD)という疾患の場合、急激な肉体の成長に自律神経の発達が付いていくことができずバランスが乱れ、睡眠障害をはじめとする様々な症状が出現してしまいます。
起立性調節障害に対する治療は非薬物療法や薬物療法が挙げられ、多くの場合はは自然経過で改善していきますが、中にはなかなか症状が改善せず重症化してしまうケースもあります。
最近では光療法と呼ばれる治療法が非常に注目されています。光療法によって、崩れてしまった睡眠リズムをもとに戻す効果が期待されています。
そこで本記事では、起立性調節障害に対する光療法について分かりやすく解説していきます。本記事を読むことで、光療法の仕組みや種類を理解し、治療の選択肢が増えれば幸いです。
起立性調節障害の光療法とは?
そもそもなぜ正常な人間は夜眠くなり、朝目覚めるのでしょうか?
本来であれば、起床とともに徐々に脳内に睡眠物質が蓄積され、睡眠に対する欲求が高まっていきます。良好な睡眠をとることで睡眠物質は減少し、必要な睡眠をとると覚醒に至ります。
人間の体内には25時間リズムの体内時計があり、起床後は睡眠物質が少ない上に、体内時計により覚醒傾向が強まるため、起床から2−3時間は最も入眠困難な時間帯になります。
睡眠物質が蓄積してくる夕方でも、体内時計により覚醒を維持できますので、夕方に睡眠をとる人は少ないです。
夜になると松果体という部位からセロトニンを原料にメラトニンというホルモンが分泌されますが、メラトニンは睡眠ホルモンと呼ばれ眠気を誘発します。原料であるセロトニンは日中に光をたくさん浴びることで分泌されます。
逆にメラトニンは光がなくなる夜間ほど分泌される特性を持ちます。つまり、日中太陽光を浴びた場合、夜間になるとメラトニン分泌が促進してくるので体内時計による覚醒の力は急速に低下し始めます。
その結果、睡眠物質の蓄積の方が覚醒傾向より強くなり入眠するというのが人間の睡眠に至るシステムとなっています。
前述したように我々人間に元来備わる体内時計は25時間周期と言われており、地球の24時間周期とは微妙にズレがあります。したがって、本来は日を追うごとにズレが生じていくはずなのです。
しかし、実際には人間は毎日同じような時間に寝て、同じような時間に起きています。これは、日の光や通学などの習慣、運動などにより体内時計のズレを調整し24時間周期にフィットさせる同調機能があるからです。
なんらかの原因で体内時計のズレが修正できなくなると、徐々に睡眠相が後退していき、「毎朝なかなか起きれない」「夜は元気が出てしまいなかなか眠れない」などの症状が出現してしまうのです。
起立性調節障害では、自律神経のバランスが乱れることで体内時計にズレを与えてしまい睡眠相が後退してしまうと考えられています。そこで、体内時計のズレを元に戻すための治療、光療法の出番です。
光療法は起床後や朝方に光を与えることで、ズレた体内時計を24時間周期に修正し本来の正常な睡眠を取り戻そうとする治療法なのです。では、具体的な仕組みについて触れていきましょう。
光療法の仕組み
光療法において最も重要なことは、しっかりと光刺激を脳に届けて体内時計のズレを修正することと、夜間のメラトニン分泌を促進させることです。
しっかりと脳に刺激を入れるためには、光が目の奥の網膜に届くことが重要です。その光の刺激が視床下部の視交叉上核に伝わり、松果体でのメラトニン分泌が調整されます。身体に光を浴びても効果はありません。
専用の装置を使用して、定期的に光刺激を入れていきます。原則的には有効性の高い朝方に行いますが、日中や夕方に行うこともあります。毎日30分~2時間、1~2週間行われますが、期間を長くすれば治療効果が高まります。
光療法によって期待される効果
光療法によって脳に光刺激がインプットされると、睡眠ホルモンであるメラトニンの原料となるセロトニンが大量に分泌されます。そのため、夜間になると普段よりも多くのメラトニンが分泌されることが期待できます。
また、光刺激によって体内時計のズレを修正できるため、夜眠れない起立性調節障害の子供の睡眠リズムが是正される効果が期待できます。
副次的な効果として、規則正しい生活習慣は自律神経の安定を促すため、睡眠障害のみならず起立性調節障害の他の症状を改善してくれる可能性もあります。
光療法の種類
光療法において重要なのは、ある程度高い照度の光を与えないと体内時計のズレを修正できないという点です。現在主に使用されている器具の照度は2,500ルクス以上であり、それ以下では効果が薄れてしまいます。
高照度光療法器具(ライトボックス)と呼ばれる器具が用いられており、板状の照射版から光を発するものが一般的です。また、頭に装着して眼のあたりに光が来るようにしたライトバイザーという器具などもあります。
自宅ですぐに取り組める光目覚まし時計
ネットで「光目覚まし時計」と検索すると、さまざまな種類の光目覚まし時計が表示されますが、選ぶ際に注意していただきたい点があります。
それは「光量」です。
先ほどご紹介したように、光療法では2,500ルクス以上の光量が必要とされています。
海外製の光目覚まし時計の場合、光量が2,500ルクスに達していないものがしばしば存在します。
2,500ルクスとは野球やサッカーのナイターのような昼間と変わらない明るさです。
自宅の照明では500ルクスから1,000ルクスしかないので
太陽の光や光目覚まし時計が必要になってきます。
ただし、太陽の光を浴びて紫外線が目に入ると脳内で疲労物質(活性酸素)が大量に分泌されます。
脳の神経細胞が酸化ストレスを受けると自律神経を乱し全身的な疲労感を引き起こすことになります。
起立性調節障害で悩む子はただでさえ疲労感が多いので朝日を浴びる事で余計に疲れてしまいます。
また脳は紫外線に対する生体防御反応を発動させ全身のメラノサイトという色素を活性化させます。
マラソン選手がサングラスをかけるのは眩しさを和らげるだけでなく全身の疲労を抑えるためです。
また目から紫外線を浴びると紫外線を浴びていない皮膚まで黒くなり、シミやそばかすが増えることも証明されています。
当サイトで推奨する光目覚ましトトノエライトプレーンに使われている
朝日と同等の明るさを出しながら目に優しいLEDは紫外線がほぼ0です。
明るい光で体内時計は整えながら疲労感に繋がる紫外線は出ていません。
弊協会が推奨している「光目覚まし時計」であれば、紫外線がほぼ0で最大3,300ルクスの光(朝日と同等の光量)を浴びることができます。
自宅ですぐに実践することができ、また返金保証付きになっているため、お試しやすいかと思います。
ご興味があれば、ぜひ一度お試しください。
◆光療法に関するの他の記事
下記記事では「起立性調節障害の子供に対して親御さんができること」をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。