目覚ましの音に気づかず眠り続けてしまい、起床時間が大幅に遅れたり、学校や仕事に遅刻したりした経験がある方もいるのではないでしょうか。
目覚ましに気づかない原因には、目覚まし時計の設定や置き場所のほか、睡眠不足や生活リズムのずれ、睡眠障害など、さまざまなものが考えられます。
この記事では、朝に目覚ましの音が聞こえない理由や、考えられる病気、起きるための対策について解説します。
目覚ましに気づかず、朝起きられない状態が続く場合、起立性調節障害が関係していることもあります。
立ちくらみや倦怠感、頭痛なども伴う場合は、起立性調節障害のセルフチェックも参考にしてください。
朝目覚ましが聞こえないのはなぜ?理由を解説

目覚ましが鳴っているのに聞こえない理由は色々あると思いますが、ここでは一般的に考えられるものをご紹介していきます。
睡眠不足
目覚ましに気づかない主な原因の一つが、睡眠不足です。
仕事や家事、学業、部活動などで就寝時間が遅くなると、必要な睡眠時間を確保できないことがあります。睡眠不足が蓄積していると朝の眠気が強くなり、目覚ましに反応しにくくなる場合があります。
睡眠時間を確保していても、夜中に何度も目が覚める、いびきや無呼吸があるなどの理由で睡眠の質が低下している可能性もあります。
十分に寝ているつもりでも朝起きられず、日中にも強い眠気や倦怠感がある場合は、睡眠障害が隠れていないか医療機関に相談しましょう。
低血圧
早朝の血圧が低い場合、起床が困難であることは十分に考えられます。低血圧とは心臓から拍出される血液の圧が小さい、つまり血液量も少ないことが考えられます。
そうすると、全身への血液が少なくなり、起床が困難であったり、起床後もだるさが強く、ぼっとしてしまいなかなかすっきり目覚めることができません。
目覚まし時計の音量が小さい
目覚まし時計の設定や置き場所に問題があり、音が十分に届いていない可能性もあります。
音量が小さい、スマートフォンがマナーモードになっている、スピーカー部分が布団に埋もれている、枕元から離れすぎているといった問題がないか確認しましょう。
毎日同じ音を使用していると、その音に慣れて反応しにくくなる場合もあります。音の種類や鳴らし方を変更することも対策の一つです。
なお、日中の会話やテレビの音なども聞こえにくい場合は、耳垢や難聴などが関係している可能性があります。目覚まし時計だけでなく日常生活の音も聞き取りにくい場合は、耳鼻咽喉科に相談しましょう。
朝起きられない原因や対策について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
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朝目覚ましが聞こえない時に考えられる病気

目覚ましが鳴っているのに聞こえない理由は色々ありますが、目覚まし時計の設定などを再確認しても起きることができない場合などは病気の可能性もあります。
ここでは可能性のある病気についてご紹介していきます。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に一時的に無呼吸になり、熟眠感がなく、朝の目覚めが悪い、日中の眠気や集中力低下、体のだるさなどが出現し、将来的には高血圧、心不全などの心血管系への影響もある病気です。
パートナーや家族にいびきや睡眠中の無呼吸を指摘されたことがある場合は一度受診することをおすすめします。
概日リズム睡眠障害
生体リズムが通常の24時間周期とは異なるために生じる睡眠障害の総称です。
生体リズムは、体内時計によって調整される生理的なサイクルであり、一般的には夜間に睡眠し、昼間に覚醒するリズムが優勢です。このリズムがずれていることで朝起き上がれない、夜眠れないなど様々な問題が発生します。
睡眠相後退症候群
概日リズム睡眠障害の一つで、自分の体にある睡眠―覚醒の体内時計にズレが生じ、就寝時間、起床時間が遅くなることで日常生活に支障を来す病気です。
夜間にスマートフォン操作やゲームなどをして夜更かしをすることで次第に昼夜逆転の生活状況になっていき、朝はなかなか起きることができず、社会生活でのスケジュールで大幅な遅れをとる可能性があります。
朝目覚ましが聞こえない時の対策

ここまでご説明してきたように、目覚まし時計の音が聞こえない場合、睡眠が不足しているなど身体からのサインであることが多いです。
目覚ましに気が付かず眠ってしまっている状況が続いているようであれば、これからご紹介する対策方法を是非お試しください。
光目覚まし時計を使用する
光目覚まし時計とは、光で自然と目覚めることができる目覚まし時計です。
朝日と同程度の光を浴びることで、朝気持ちよく起きることができ、睡眠リズムを整えることに繋がります。
光目覚まし時計の種類は複数ありますが、光量が2,500ルクス以上あるものがおすすめです。
光量が弱い場合、快適な目覚めに適さないため光量をチェックしておきましょう。
光療法の仕組みについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
睡眠環境を整える
目覚ましに気づいて起きるためには、必要な睡眠時間を確保し、休養感のある睡眠を取ることが大切です。
寝室の温度、明るさ、音、寝具などが、自分にとって眠りやすい状態になっているか確認しましょう。
また、夕方以降のカフェイン摂取や、就寝直前の食事、寝床でのスマートフォン操作などは、睡眠を妨げる場合があります。アルコールは寝つきを一時的によくするように感じても、眠りを浅くし、夜中に目が覚める原因になることがあります。
就寝前の習慣を見直し、毎日必要な睡眠時間を確保できるスケジュールを整えましょう。
生活習慣の見直し
睡眠と覚醒のリズムを整えるためには、毎日の生活習慣を見直すことも大切です。
朝起きたらカーテンを開けて日光を浴び、できるだけ一定の時刻に起床しましょう。朝食を取る習慣や、日中の適度な運動も、生活リズムにメリハリをつけるうえで役立ちます。
脱水は起立時の不調につながることがあるため、持病による水分制限がなければ、適切な水分摂取を心がけましょう。
起立性調節障害や低血圧への対策として塩分摂取量の調整が検討されることもありますが、自己判断で増やさず、医師の指示に従うことが大切です。
目覚ましを複数個設定する
どうしても目覚ましに気が付かない場合は、起きるまで小刻みに目覚ましが鳴るよう複数個設定することも手段の一つです。この際に、音を変化させることも重要かもしれません。
毎日慣れた音だと気が付きにくい場合もあります。その他、誰かに起こしてもらう、目覚ましの音量を上げる、スヌーズ機能を利用するなどを試してみてください。
また、目覚まし時計を手の届かない位置に置き、止めるために身体を起こす必要がある状態にすることも対策の一つです。
もしかしたら起立性調節障害かも
朝起きられない症状に、立ちくらみや倦怠感、頭痛、動悸などを伴う場合は、起立性調節障害が関係している可能性もあります。
起立性調節障害は、起立時の血圧や心拍数などを調節する働きがうまく機能しないことで、さまざまな身体症状が現れる病気です。
朝や午前中に症状が強く、起床時間になっても身体を起こせない、起きても強い倦怠感やめまいがあるといった症状がみられることがあります。また、睡眠・覚醒リズムが遅れ、夜に寝つけず、朝の起床がさらに難しくなる場合もあります。
起立性調節障害は思春期前後の子どもに多くみられますが、症状が成人期まで続く場合もあります。
ただし、目覚ましに気づかないことだけで、起立性調節障害と判断することはできません。セルフチェックを行い、朝起きられない状態や立ちくらみなどが続く場合は、小児科や内科などの医療機関に相談しましょう。
>>起立性調節障害のセルフチェックリスト(子ども)|すぐにできる診断テスト
起立性調節障害の治し方や、家庭で親ができることについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。













