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起立性調節障害は思春期に多い病気ですが、中等症から重症の一部では、大人になってからも症状が続くことがあります。
また、大人になってから立ちくらみやめまい、朝起きられないなどの症状が現れた場合は、起立性調節障害だけでなく、貧血や心疾患、内分泌疾患、服用している薬の影響なども確認することが大切です。
起立性調節障害の治療では、非薬物療法を基本として、症状や病型に応じた薬物療法、生活・職場環境の調整、心理面への支援などを組み合わせます。
この記事では、大人の起立性調節障害の治し方や、使用されることがある薬の種類、副作用、治療を受ける際の注意点について解説します。

大人の起立性調節障害の治し方

起立性調節障害の治療では、病気について理解したうえで、日常生活を整える非薬物療法を行うことが基本です。症状の程度や検査結果に応じて、薬物療法や環境調整、心理面への支援などを組み合わせることもあります。
ただし、大人の立ちくらみやめまい、失神などは、起立性調節障害以外の病気でも現れます。治療を始める前に医療機関を受診し、症状の原因や病型を確認することが大切です。
太陽の光を浴びる
日中(15時まで)は、日向側を歩く等なるべく太陽光を浴びるようにされてください。太陽光を浴びることで体内時計のリセットを促していきます。
また、夜眠れない、朝起きられない方には「朝日」を浴びることが重要です。しかし、朝起きられないため朝日が浴びれないという方には、朝日と同等の光を放つ「光目覚まし時計」などもあります。
起立性調節障害と光療法の関係や、光を取り入れる際の注意点について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
起床時や起立時は急に立ち上がらない
起立性調節障害では、立ち上がったときの血圧や心拍数などを調節する働きがうまく機能せず、めまいや立ちくらみ、気分不良などが現れることがあります。
起床時は、まず布団の中で手足を軽く動かし、上半身をゆっくり起こします。座った状態で体調を確認してから、ベッドに足を下ろし、つかまる場所を確保してゆっくり立ち上がりましょう。
立ち上がった後もすぐに歩き出さず、めまいやふらつきがないか確認することが大切です。症状が現れた場合は無理に動かず、座るか横になって転倒を防いでください。
規則正しい生活リズムを体に刻む
朝がなかなか起き上がれず、午前中は体調が悪いですが、午後になると段々と体調がよくなり、夜間はなかなか眠れないというのが起立性調節障害の方に多い特徴です。
しかし、このサイクルを繰り返すと、さらに悪循環になりかねません。
起床時は、時間をかけたり、場合によっては薬剤の力を借りたりしながらでも起き上がり、起床後は部屋に光を入れ、体内時計を朝に調整しましょう。
調子がいいからと、夜遅くまで起きず、決まった時間に体を休め、翌朝に備えましょう。自分のペースで少しずつ継続することで、体内リズムが整い、症状の改善につながります。
運動習慣で筋力維持
下肢の筋肉には、立っているときに血液を心臓へ戻す働きがあります。活動量が減って筋力や体力が低下すると、立位での症状が現れやすくなる場合があります。
ただし、症状が強い時期に無理な筋力トレーニングや長時間の運動を行う必要はありません。まずは座った状態や横になった状態でできる運動から始め、体調に合わせて散歩などへ移行します。
運動の種類や強度は症状によって異なるため、主治医と相談しながら無理なく継続しましょう。
起立性調節障害で取り入れられる運動療法や、運動する際の注意点について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
水分と塩分を適切に摂取する
水分と塩分を適切に摂取することは、体内を循環する血液量を保つうえで重要です。
起立性調節障害では、水分1.5~2.0L/日、塩分10~12g/日が目安として示されることがあります。ただし、これは主に小児の起立性調節障害で用いられる目安であり、大人全員にそのまま当てはまるものではありません。
高血圧や心臓病、腎臓病などがある方は、水分や塩分を増やすことで病状が悪化する可能性があります。持病や服用している薬を確認し、医師の指導を受けたうえで摂取量を調整しましょう。
心理面への支援
起立性調節障害は身体的な病気ですが、ストレスや不安、職場や家庭の環境などが症状に影響する場合もあります。
心理的な負担が大きい場合は、主治医に相談し、必要に応じて心療内科や精神科、カウンセリングなどを利用することも選択肢です。心理面への支援は、身体的な治療の代わりではなく、症状や生活上の負担を軽減するために組み合わせて行います。
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大人の起立性調節障害を治すには太陽の光が重要
人には「体内時計」というものがあるのをご存じですか?
1 日の周期が「24 時間」であるように、実は人の体も「一定のリズム」を刻んでいます。
それを「体内時計」といいます。
ただ、その周期というのは、じつは「25 時間」なんです。つまり、1 日の周期である「24 時間」よりも、1 時間だけ長くなっているのです。

人の体内時計は、「24 時間」よりも 1 時間だけ長いわけですから、そのまま何もしないでいると、1 日 1 時間ずつズレていってしまいます。
しかし、そうならないのは、毎朝「太陽の光」を浴びることによって、25 時間の体内時計を「24 時間」にリセットしているからです。
ただ、次のようなケースでは、体内時計がズレてしまうことになります。
<夜型の生活>
「夜更かし」ばかりしていると、朝起きられなくなる。
夜遅く寝ると、朝起きられない。だから「朝日」を浴びられない。という悪循環に。
ただ、たとえ「夜型の生活」になってしまったとしてももちろん解決法はあります。
それは、眠くても起床時に強制的に「朝日」を浴びることです。そうすれば、体内時計は徐々に24 時間の周期に戻っていきます。

・でも、夜遅く寝ると、どうしても朝に起きられない...
・だから、そもそも「朝日」を浴びることができない...
それが現実です。
朝起きられるのであれば、そもそも悩んでいないわけです。
「じゃあ、どうしたらいいの…?」
光目覚まし時計であれば、 眠ったままでも「太陽の光」を浴びられます。

協会で推奨している『睡眠リズム照明 トトノエライトプレーン』は、あらかじめセットしておいた時間になると、「太陽と同レベルの光」を発するようになっています。
枕元に置いておくだけで、「眠ったまま」でもセットしておいた時間に「太陽と同じような強い光」を顔いっぱいに浴びることができるのです。

朝が弱い人は、無理に起きる必要はありません。
まぶたを通過した「強い光」は、目の奥の網膜を経由して「脳」まで届きます。
なので、朝きちんと起きて「太陽の光」を浴びるのと同じように、寝たまま「体内時計」をリセットすることができるのです。

「睡眠リズム照明 トトノエライトプレーン」は返金保証付きで、ご自宅にて簡単に取り組める方法ですのでぜひお試しください。
下記記事では、起立性調節障害における「光療法」の効果や仕組みについて解説していますので、ぜひご覧ください。

大人の起立性調節障害で使用されることがある治療薬
大人の場合は、純粋な起立性調節障害でないこともあるため、めまいや失神など、起立性調節障害と思われる症状をきたす別の疾患が隠れていないか、受診し必ずチェックを受けましょう。
背景に心臓などの疾患がある場合、以下の薬を使用することで副作用が問題になることがあるため、注意が必要です。
背景に疾患がなく、起立性調節障害と診断され薬物療法が行われる場合、いわゆる西洋医学で使用する薬剤は大きく2種類あります。
東洋医学で使用される漢方薬でも効果的なものがありますが、こちらについての詳解説します。
血圧が下がることを防ぐ、血圧を安定させる薬
昇圧薬と呼ばれ、交感神経の活動を活発にし、血圧を上げることでふらつき、めまいなどの症状を改善する薬です。
ミドドリン塩酸塩(メトリジン)
服薬のタイミングとしては、朝食後よりも、起床直後に服用する方が効率よく症状に効きます。
甲状腺の病気がある場合は、使用することができない場合もありますので、医師との相談が必要です。
<副作用>
腹痛、悪心・嘔吐、腹部膨満感、便秘などの消化器症状など
ミドドリン塩酸塩の効果について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
アメジニウムメチル硫酸塩(リズミック)
ミトドリン塩酸塩で改善が乏しい場合に使用されます。こちらも、甲状腺、前立腺肥大、緑内障などの疾患がある場合は、使用することができない場合がありますので、医師との相談が必要です。
ミトドリン塩酸塩は血管などに存在するα1受容体を刺激することで結果的に交感神経機能を活性化させ、アメジニウムメチル硫酸塩は交感神経の末端で情報伝達物質であるノルアドレナリンが再取り込みされることを抑制することで間接的に交感神経機能を活性化させます。
いずれも、自律神経系の調整不足(特に交感神経機能が相対的に不足している)が原因である起立性調節障害に対しよく使用される薬です。
<副作用>
動悸、頭痛、嘔気、嘔吐、ほてり感、頻脈、不整脈など
脈を安定させる薬
βブロッカーと呼ばれ、β受容体遮断作用により血圧、心拍数などを抑えることで頻脈性不整脈などを改善する薬です。
プロプラノロール塩酸塩(インデラル)
起立時の心拍数増加が目立ち、動悸やめまいなどがみられる場合に、医師が必要性を検討することがあります。
<副作用>
うっ血性心不全、うっ血性心不全悪化、徐脈、末梢性虚血、房室ブロックなど
<禁忌(服用すべきでない患者)>
喘息、徐脈性不整脈、房室ブロック
ビソプロロールフマル酸塩(メインテート)
心臓にはβ1受容体、気管支にはβ2受容体が存在しています。
上記2種類ともβ受容体を遮断しますが、プロプラノロール塩酸塩はβ1、β2ともに遮断するため、心臓に作用し血圧や心拍数を抑えると同時に、気管支にも作用し、気管支収縮つまり喘息の悪化を来すため、喘息の方には基本的に投与が禁止されています。
ビソプロロールフマル酸塩は、主に心臓のβ1受容体を遮断する薬です。プロプラノロールよりも気管支への影響は少ないとされていますが、まったく影響しないわけではありません。喘息や気管支けいれんの既往がある方は、事前に医師へ伝える必要があります。
<副作用>
徐脈、浮腫、心不全、呼吸困難、肝機能障害など
<禁忌 きんき(服用すべきでない患者)、慎重投与>
喘息、徐脈性不整脈、房室ブロック
漢方薬
起立性調節障害の症状に対して、体質や症状に応じて漢方薬が処方されることもあります。
ただし、漢方薬にも副作用やほかの薬との相互作用があります。市販薬を含めて複数の漢方薬を併用すると、同じ生薬を過剰に摂取する可能性もあるため、自己判断で使用せず医師や薬剤師に相談しましょう。
起立性調節障害で使用されることがある漢方薬や、注意点について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
薬物療法と非薬物療法のメリット・デメリット
起立性調節障害では、非薬物療法を基本として、症状や検査結果に応じて薬物療法を組み合わせます。
非薬物療法は日常生活に取り入れやすく、継続して行えることがメリットです。一方で、効果を実感するまでに時間がかかる場合があり、体調が悪い時期に運動や生活リズムの調整を無理に行うと負担になることもあります。
また、水分や塩分の摂取も、心臓病や腎臓病、高血圧などがある方には適さない場合があります。非薬物療法だから副作用やデメリットがないとは限りません。
薬物療法は、血圧低下や頻脈などの症状を軽減できる可能性がありますが、副作用が現れる場合があり、効果にも個人差があります。使用する薬は病型や持病、服用中の薬などを踏まえて選択します。
どちらか一方だけで改善を目指すのではなく、主治医と相談しながら、生活上の工夫や薬物療法、職場などの環境調整を組み合わせることが大切です。








