もう長い間学校に行けていない。。。
いわゆる不登校の状態に悩まれている親御さん、お子さんもおられると思います。不登校の原因は様々で子どもから明確な理由を聞き出せないことも多く非常に難しく、悩まれる問題だと思います。
こちらの記事では、特に中学生のお子さんが不登校になる原因、病気の可能性、対処方法について解説していきます。少しでも参考に、ヒントになることがありましたら幸いです。
子どもが朝起きられず、学校へ行けない状態が続く場合、起立性調節障害が関係していることもあります。
立ちくらみや倦怠感、頭痛なども伴う場合は、起立性調節障害のセルフチェックも参考にしてください。
中学生が不登校になるのはなぜ?主な原因とは
中学生は、身体面だけでなく、心理面や周囲との関係も大きく変化する時期です。不登校の背景は子どもによって異なり、複数の要因が重なっている場合もあります。
学校生活や人間関係になじめない、部活動や勉強の負担が大きい、家庭で悩みを抱えている、体調がすぐれないなど、考えられる背景はさまざまです。
子ども本人も理由を整理できていない場合があるため、無理に一つの原因を特定しようとせず、普段の様子や体調を確認することが大切です。以下では、代表的な原因について解説します。

学校生活への適応が困難
小学校から中学校にあがると、様々な新しい環境が待っています。新しい校舎、新しい友達環境、新しい先生、と本当に急激な変化が見られます。
その中でうまく適応できない場合、学校が楽しくない、学校に行きたくないという状態になることが考えられます。
精神的ストレスなど心理的な問題
学校で先生や友達との人間関係がうまくいっていないストレスなどが蓄積することで不登校につながっていくことが考えられます。
学業についていけないなどの難しさ
高校受験に向け学業も難易度が増し、科目が増え、学習しなければならない量も増えます。受験に向けたプレッシャーや試験への不安、部活動との両立など学業での不安は大きいと思います。
学業についていけない、しんどいと感じると学校へ行きたくなくなってしまう場合もあると考えられます。
もしかしたら病気?中学生が不登校になった場合に考えられる病気とは
学校へ行きたくない原因の一つとして、体調不良も大きな問題だと考えられます。
風邪を引いた、頭痛がするなどの体調不良があれば、もちろん学校を休むと思います。親御さんからみてもしんどそうなのでわかりやすいのですが、普段と特に大きく変わりがない場合でも実は病気により体調がすぐれず不登校になってしまっている場合もあります。
うつ病
はっきりとした原因はわかっていませんが、精神的・身体的ストレスなどを背景に、脳の働きに何らかの不調が起きることで発症するとされています。
症状としては、気分の落ち込み、何事にも興味が持てない、不安、食欲低下、疲れやすい、頭が重い・頭痛、首や肩のこりなどがあります。寝つきが悪い、食欲の極端な増進・低下など睡眠、食事に変化が見られている場合はうつ病の可能性もあるので注意して観察する必要があります。
うつ病の人にみられやすい行動や、周囲が気づくためのサインについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
注意欠如・多動症(ADHD)
注意欠如・多動症(ADHD)は、不注意、多動性、衝動性などの特性がみられる発達障害の一つです。原因は完全には明らかになっていませんが、生まれつきの脳機能の特性などが関係すると考えられています。
忘れ物が多い、集中が続きにくい、順番を待つことが苦手、じっとしていることに強い負担を感じるなど、現れる特性や程度は子どもによって異なります。
こうした特性によって授業や人間関係で失敗や注意を受ける経験が重なり、学校生活に強い負担を感じる場合があります。
ADHDかどうかは学校での様子だけでは判断できません。気になる特性によって生活に支障が出ている場合は、小児科や児童精神科、発達支援を行う専門機関などに相談しましょう。
適応障害
適応障害は、学校生活や人間関係など、本人にとって大きな負担となる出来事や環境の変化をきっかけに、心や身体に症状が現れ、日常生活に支障が生じる状態です。
意欲の低下、不安、緊張、焦りなどの心の症状に加えて、不眠、倦怠感、めまい、吐き気などの身体症状が現れる場合があります。
症状によって登校が難しくなることもありますが、うつ病など別の病気と似ている部分もあるため、自己判断はできません。
特定の出来事や環境をきっかけに不調が続いている場合は、学校のスクールカウンセラーや小児科、児童精神科などへの相談を検討しましょう。

中学生が不登校になった場合の対処法|親ができることとは?
子どもが不登校になった理由を話さない場合、親御さんはどう対応すればよいのかわからず、不安を感じることもあるでしょう。
学習の遅れや進路が気になるかもしれませんが、まずは子どもの心身の状態を確認し、安心して過ごせる環境を整えることが大切です。
登校を再開することだけを目標にせず、本人の体調や気持ちに合わせて、学校や専門機関と支援方法を検討しましょう。
子どもをよく観察する・コミュニケーションをとる
子どもが不登校になった理由や気持ちを理解しようとする姿勢がとても重要だと思います。子どもが話したがらなくても、聞く耳を持ち続け、子どもが話しやすい状況を作ることが大切です。
子どもの状態を良く観察し、食事や睡眠のパターンなども把握し、体調不良などがないかにもアンテナを張っておく必要があると思います。
学校に協力を求める
担任の先生や養護教諭、スクールカウンセラーなどに相談し、学校での様子や友人関係、学習状況について情報を共有しましょう。
毎日通常どおり登校することだけでなく、登校時間を遅らせる、保健室や別室で過ごす、オンラインで学習するなど、本人の状態に合った方法を検討できる場合があります。
ただし、学校との連絡自体が子どもの負担になることもあるため、本人の意向を確認しながら進めることが大切です。
不登校中の学習を出席扱いにする条件については、下記の記事も参考にしてください。
専門家の助言を求める
家庭内で解決が難しい場合も多いと思います。学校への相談以外にも公的機関に相談するというのも選択肢です。
都道府県や指定都市に設置されている教育相談センターや地域支援センター、保健所や児童相談所などがあります。
もしかしたら起立性調節障害かも
中学生が学校へ行けない背景には、起立性調節障害が関係している可能性もあります。
起立性調節障害は、起立したときの血圧や心拍数などを調節する働きがうまく機能せず、さまざまな症状が現れる身体疾患です。特に思春期の子どもに多くみられます。
主な症状として、朝起きられない、立ちくらみ、めまい、倦怠感、頭痛、腹痛、動悸などが挙げられます。午前中に症状が強く、午後から夕方にかけて軽くなる場合があるため、周囲からは怠けているように見えてしまうこともあります。
また、生活時間が後ろにずれ、夜になっても眠れない場合があります。ただし、不登校や夜更かしだけで起立性調節障害とは判断できません。
朝の起床困難や立ちくらみ、倦怠感などが続いている場合は、セルフチェックを行い、必要に応じて小児科などの医療機関を受診しましょう。







