朝礼や電車の中で気分が悪くなり、しゃがみ込んだり倒れたりしたことはありませんか?
立っていると気持ち悪くなる、朝に立ちくらみがするといった症状には、寝不足や脱水などの一時的な体調不良だけでなく、病気が関係していることもあります。
本記事では、立っていると気持ち悪くなる原因や考えられる病気、主な対処法について解説します。
「立っていると気持ち悪くなる、朝立ちくらみがする」
その症状、もしかしたら起立性調節障害かも?
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立っていると気持ち悪くなる・朝に立ちくらみがする原因
立っていると気持ち悪くなる主な原因として、疲れや寝不足、脱水、長時間の立位、天候や気圧の変化などが挙げられます。
立っている間は、重力によって血液が下半身にたまりやすくなります。通常は自律神経の働きによって血管が収縮し、ふくらはぎなどの筋肉がポンプのように働くことで、心臓や脳への血流が保たれます。
しかし、自律神経による調節がうまくいかない場合や下肢の筋力が低下している場合、脱水によって循環する血液量が減っている場合には、立ちくらみや気分不良が現れやすくなります。
また、貧血によって全身へ酸素を運びにくくなっている場合や、不整脈によって心臓から送り出される血液量が不安定になっている場合にも、めまいや立ちくらみが現れることがあります。暑い時期には、熱中症にも注意が必要です。
症状が繰り返し現れる場合は、一時的な疲れと決めつけず、ほかの症状も確認しましょう。
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立っていると気持ち悪くなる・朝立ちくらみがする場合に考えられる病気とは
立ちくらみや気分不良には、寝不足などの一時的な体調変化だけでなく、貧血や不整脈などの病気が関係することもあります。ここでは、主な原因について解説します。
天候・気圧変化による体調不良
天候や気圧の変化に伴い、頭痛やめまい、倦怠感などを感じる方もいます。ただし、症状の現れ方には個人差があります。
疲れ・寝不足
疲労や睡眠不足が続くと、倦怠感や集中力の低下に加えて、めまいや立ちくらみを感じることがあります。十分に休んでも改善しない場合は、ほかの原因も考える必要があります。
貧血
貧血とは、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンが減少し、全身へ十分な酸素を届けにくくなった状態です。めまいや立ちくらみ、動悸、息切れ、疲れやすさなどの症状が現れることがあります。
貧血の原因は、年齢や性別によって異なります。成長期の小学生高学年から中学生では、身体の成長に伴って鉄の必要量が増えます。女子では月経による出血も関係するため、食事内容だけでなく、必要に応じて血液検査を受けることが大切です。
貧血のセルフチェックについては、下記の記事も参考にしてください。
不整脈
不整脈とは、脈が速すぎる、遅すぎる、または不規則になる状態です。不整脈の種類によっては心臓から送り出される血液量が不安定になり、動悸や息切れ、めまい、立ちくらみなどが現れることがあります。
脈が飛ぶ感覚を繰り返す場合や、運動中の失神、胸痛、突然死の家族歴がある場合は、年齢にかかわらず医療機関へ相談しましょう。
熱中症
熱中症とは、高温多湿の環境などによって体温調節がうまくできなくなり、めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気、けいれんなどの症状が現れる状態です。
急に気温が上がった時期は、特に注意が必要です。屋外だけでなく、室温や湿度が高い屋内でも発症することがあります。
立っていると気持ち悪くなる・朝立ちくらみがするときの対処法
立ちくらみや気分不良に対する適切な対処法は、原因によって異なります。ここでは、考えられる原因や病気ごとに主な対処法を解説します。
天候や気圧が関係している場合
天候や気圧の変化に伴って症状が出る場合は、症状が現れた日や天候を記録しておくと、傾向を把握しやすくなります。睡眠や食事、水分摂取などの生活リズムを整え、無理のない範囲で過ごしましょう。
疲れ・寝不足の場合
必要な睡眠時間は、年齢や個人によって異なります。厚生労働省では、小学生は9~12時間、中学生・高校生は8~10時間、成人は少なくとも6時間以上を目安としています。成人では、7~8時間程度の睡眠を確保することで体調が整う方もいます。
十分に休んでも症状が続く場合は、寝不足だけが原因ではない可能性もあるため、医療機関へ相談しましょう。
下肢の筋力が低下している場合
適度な運動によって下肢の筋力を保つことは、健康維持に役立ちます。つま先立ちや椅子からの立ち上がりなど、自宅でできる運動を無理のない範囲で取り入れましょう。
立ちくらみが強い場合は転倒するおそれがあるため、座った姿勢や横になった姿勢でできる運動から始めてください。
脱水の場合
水分は一度に大量に飲むのではなく、1日1~2L程度を一つの目安として、こまめに摂取しましょう。ただし、必要な量は年齢や体格、気温、運動量などによって異なります。
心臓病や腎臓病などで水分量を制限されている方は、主治医の指示に従ってください。
貧血の場合
貧血が疑われる場合は、まず血液検査を受け、原因を確認することが大切です。必要に応じて鉄剤などによる治療を行います。
食事では、レバーや赤身肉、魚介類、大豆製品など、鉄を含む食品を取り入れましょう。ただし、食事だけでは改善しない場合もあるため、自己判断で済ませず医療機関へ相談してください。
不整脈の場合
不整脈の種類によっては、薬物療法を行わず経過を観察する場合もあります。まずは医療機関を受診し、不整脈の種類や治療の必要性を確認しましょう。
受診時の心電図で異常が確認できない場合は、24時間心電図などの検査を行うこともあります。
熱中症の場合
外出時は直射日光を避け、屋内ではエアコンなどを使って室温と湿度を調整しましょう。のどが渇く前から、こまめに水分を摂取することも大切です。
暑さに慣れるための運動は、暑くなる前の時期から無理のない範囲で少しずつ行います。暑い環境で体調が悪いときに、無理にウォーキングやランニングを行ってはいけません。
意識がもうろうとしている、自力で水分を摂取できない、けいれんがあるといった場合は、救急車を呼ぶなど速やかに対応してください。
これらの病気が疑われる場合や、症状を繰り返す場合は医療機関を受診し、治療方針を医師と相談しましょう。
もしかしたら起立性調節障害かも
立ち上がったときや立っている間は、重力によって血液が下半身にたまりやすくなります。通常は、自律神経による血管の収縮や心拍数の調節などによって、血圧や脳への血流が保たれます。
起立性調節障害では、こうした起立時の循環調節がうまく働かず、めまいや立ちくらみ、気分不良、動悸、倦怠感などの症状が現れます。自律神経の働きだけでなく、循環血液量や心臓の働き、末梢血管、脳循環など、複数の要因が関係する病気です。
起立性調節障害では、朝から午前中に症状が強く、午後になると改善する傾向があります。ただし、症状の現れ方には個人差があり、貧血や不整脈などでも似た症状が現れることがあります。
起立性調節障害が疑われる症状がある場合は、セルフチェックを行い、必要に応じて医療機関を受診しましょう。詳しいチェック項目については、下記の記事も参考にしてください。
起立性調節障害の治し方や、家庭でできる対策について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。










