子どもが「目の前が暗くなる」「ふらつく」「周囲が回るように感じる」と訴えたとき、原因が分からず不安になる保護者の方もいるでしょう。
子どものめまいには、耳の病気や水分不足、ストレスなど、さまざまな原因が考えられます。また、朝の起きづらさや立ちくらみ、頭痛、倦怠感などを伴う場合は、起立性調節障害が関係していることもあります。
めまいの原因によって必要な対応は異なるため、症状が起こる状況や伴う症状を確認することが大切です。
この記事では、起立性調節障害によるめまいの原因や特徴、症状が現れたときの対処法について解説します。

起立性調節障害による「めまい」の原因
子どものめまいには、起立性調節障害以外にもさまざまな原因があります。めまいの感じ方や起こる状況、難聴や頭痛などの伴う症状によって、考えられる原因が異なります。
耳の病気によるめまい
体のバランスは、内耳や神経、脳などが連携して保っています。耳に関わる病気では、周囲や自分が回っているように感じる回転性のめまいが現れることがあります。
難聴や耳鳴り、耳の痛みなどを伴う場合は、耳鼻咽喉科への相談を検討しましょう。
脳や神経に関わる病気によるめまい
頻度は高くありませんが、脳や神経に関わる病気によって、めまいやふらつきが現れる場合もあります。
激しい頭痛や手足の動かしにくさ、ろれつの回りにくさ、意識の変化などを伴う場合は、速やかに医療機関を受診してください。
ストレスや不安が影響するめまい
強いストレスや不安、緊張などが続くと、ふわふわするような感覚やふらつきを訴えることがあります。
ただし、めまいを心理的な問題と決めつけることはできません。症状が続く場合は、身体的な原因も含めて医療機関で確認することが大切です。
起立時の血圧・脈拍の調節に関わるめまい
立ち上がったときの血圧や脈拍の調節がうまくいかないと、目の前が暗くなる、ふらつく、倒れそうになるなどの症状が現れることがあります。
起立性調節障害でも、起立時のめまいや立ちくらみが見られる場合があります。朝や午前中に症状が強い、頭痛や倦怠感、動悸などを伴う場合は、小児科などの医療機関に相談しましょう。
起立性調節障害では、めまいだけでなく、朝の起きづらさや頭痛、動悸、倦怠感などを伴う場合があります。
起立性調節障害で見られる主な症状については、下記の記事も参考にしてください。
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起立性調節障害による「めまい」の特徴
めまいは、原因によって感じ方や起こる状況が異なります。
耳に関わる病気では、周囲や自分がぐるぐる回るような回転性のめまいが現れ、耳鳴りや難聴などを伴うことがあります。
一方、起立性調節障害では、立ち上がったときに目の前が暗くなる、体がふらつく、倒れそうになるなど、立ちくらみに近い症状が見られることがあります。朝や午前中に症状が強く、午後になると軽くなる場合もありますが、症状の現れ方には個人差があります。
めまいに加えて、朝起きられない、頭痛、動悸、倦怠感などが続く場合は、医療機関に相談しましょう。
立ち上がったときのめまいには、起立性調節障害のほか、起立性低血圧や水分不足などが関係していることもあります。立ち上がるとめまいが起こる原因や受診の目安については、下記の記事も参考にしてください。
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起立性調節障害による「めまい」を治す方法
起立性調節障害によるめまいが起きたときは、転倒を防ぐため、まず安全な場所で座るか横になって休みましょう。
また、急に立ち上がらない、水分不足に注意するなど、日常生活でできる工夫もあります。ただし、症状を繰り返す場合や学校生活に影響している場合は、家庭での対応だけで様子を見続けず、医療機関に相談することが大切です。
ここでは、めまいが起きたときの対処法と、日常生活で意識したいポイントを解説します。
めまいが起きたときは座るか横になる
めまいやふらつきが起きた場合は、転倒を防ぐため、無理に歩かず安全な場所で座るか横になりましょう。
衣服を緩め、症状が落ち着くまで休ませます。意識がぼんやりしている、失神した、胸の痛みや息苦しさを伴う場合は、速やかに医療機関を受診してください。
立ち上がるときはゆっくり動く
起床時や長時間座ったあとは、急に立ち上がらず、いったん座って体調を確認してからゆっくり動きましょう。
暑い場所で過ごしたあとや運動後などは、水分不足にも注意が必要です。本人が問題なく飲める状態であれば、水やお茶などを少量ずつとらせます。
ただし、水分補給や動き方を工夫してもめまいを繰り返す場合は、家庭での対応だけで様子を見続けないことが大切です。
症状が続く場合は医療機関に相談する
起立性調節障害によるめまいへの対応は、症状の程度や学校生活への影響などによって異なります。生活上の工夫に加えて、必要に応じて医療機関で検査や治療が行われる場合があります。
めまいが続く場合や、遅刻・欠席が増えている場合、失神を伴う場合は、小児科などの医療機関に相談しましょう。
起立性調節障害によるめまいへの対応は、症状の程度や生活への影響によって異なります。起立性調節障害の治し方や、家庭で親ができることについては、
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【参考】
田中大介 監修『起立性調節障害(OD)朝起きられない子どもの病気がわかる本』 講談社
日本小児心身医学会 起立性調節障害(OD)







